ノーエの日記

2004年08月31日(火) そっか。

囲碁に多少は関心があるという友達に、相変わらず、対局相手が欲しいから碁を覚えてよ、と話していたら、いくら「ヒカルの碁」が好きだからって、ここまでのめりこむほど、囲碁って取っ付き安いモノじゃないでしょう?という話になった。(そう…かも知れないけど…。凹)
確かに“筋”なんてぜんぜんわからない人間が白黒の石が並ぶのを見ていても退屈かも知れないのだけれど、でも、何でそれを見ててワクワクするんだろう?と思いながら思い浮かんだのは、祖父の家のテレビに写された大盤の映像。(まだ、リモコンもボタン式もないガチャガチャまわす白黒。爆)

当時当然、ルールなんてわかりません。
ただ、真剣に見ている祖父の隣に座って、一緒にじーっと磁石の白黒の石をつけたり、はずしたりしてるのを見てるのが単純に面白かった。
その時のワクワク感が未だに消えない。
囲碁イベントだって、わからないのが殆どだし、しかも連れもなしに一人だけ場違いに浮いてるんじゃないかなぁ…と気が引けながら参加してたりもするのだが、いつの間にか居心地良くって、なんだかワクワクしてしまう。
周りは多分、棋譜を並べていた頃の祖父と同じ歳くらいの人。
女性だからといってからかい半分で気安く話しかけたりしない老紳士(笑)たちばかり。
そんな事を考えながら、日曜日に遊びに行くたびに、いつも和服を着て碁石を並べていた祖父の姿を思い出して、「そっか。…おじいちゃんってカッコよかったんだ」と馬鹿孫。というかジジィ・コンプレックス(笑)

そんな思い出話をしてたら、「その異常なほどのヒカ碁へののめり込みは、もともとが“碁好き”だったからじゃない?何で中学の時囲碁部に入ってたのに、そのまま続けていなかったの?」

・・・・・・・・・。

武士の情けじゃ、訊いてくれるな。
海より深い訳があるんだ。(爆笑)


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