ノーエの日記

2004年02月11日(水) 個性差?

良く女性の口から「私って男っぽいのよね。さっぱりしてるの。」
との自己申告を受けます。

大抵この類の自己申告が、話の脈略なく飛び出してきた場合は、『ああ、この人は自分の女性的な部分を否定して頑張ってる人なんだな…。』と理解します。
あるいは、ただ“がさつ”“大雑把”“オバサン的”と理解することが出来るかもしれません。(さっぱりしてるかどうかはともかく、『オバサン』の多くが豪快で“男前”な人が多いと感じるのです。)

そして、その人の価値観の中で、女性的であることが、“悪いこと”で男性的である事が“良い事”という価値観の持ち主(男尊女卑)である事が明確になるわけです。

男性的である事の方が良いかのような風潮がありますが、果してどうなんだろう?
アフター・ファイブに都心の隠れ家的喫茶店やバーなどでは、実社会の男性諸氏も、嫌な上司の陰口を叩いたり、ストレスを溜めて、気心の知れた友人や先輩に、色々愚痴ってるのを聞いたりします。とても無口で考え深くて、色々と複雑に悩む男性もいます。

これが同じ事を女性がするとどうなるかというと、さも女性特有のことのように「これだから女は…」と言う台詞が、男性からではなく、女性の口から出たりします。

男性的という言葉のイメージは男性の実像をさすのではなくてイメージでしかないように思うのです。

先日頂いたメールに、私の書く作品(そんな大そうなものではありませんが。)はマニアックな部分があってどこか男性的だな、と感じると感想を頂きました。
これは私が、ユニセックス的な感覚や、男性的な感覚というものに、物凄く興味がある所為だと思うのです。
自分が女性だから、男性的な物の見方というモノがとてもミステリアスで面白い。だから作りこんだ“男性的表現”を『男性的に感じる』と受け取ってもらえたなら、「してやったり」ととても嬉しく思ったりするのです。

ただし、女性ウケしない内容であるのは確かなのですが……。(苦笑)


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