FayeBlue
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2004年07月26日(月) Pityriasis Rosea



1ヶ月くらい前私の左ウエストあたりの肌が

ピンク色に丸くかさかさになった

ちょっと痒みを感じる程度で特に気にしていなかった

友達に見せた所

『私もそんなんなったよ、しばらくしたら消えるよ』

と言われたので私もあんまり気にしてなかった





でも数週間経ったのにも関わらず

一向に消える様子もなければ、どちらかというと

大きくなってきて、なんと、

左足付け根あたりにも同じような物を発見

ピンク色になった楕円形の所の肌は明らかに乾燥してて

その周りはカパカパと触れば肌が剥けてくる

さらにその数週間後

気が付いたら背中と胸の谷間(?)とか

至る所に小さな赤みが出来てきて

それを触るとカパカパと肌が剥けてきて

あっという間に上半身だけに広まった

その広まった物達は小さくで赤みを持ち、

やっぱりちょっとの痒みを感じるのだ

でも何かにかまれた様子もなくただただ突然出てきたって感じ








ちょっと怖くなった








それを友達に見せたら

『チャッピーのノミかダニだよ』と言いわれた

ノミ・ダニ用のドロップもしてるし

2週間に一回、多い時は1週間に1回はお風呂にもいれてる

さらにペットの病院で先生に聞けば

大丈夫ですよと言われてるのに

『あ、今ノミにさされた』とかまで言われ

何気に居心地の悪い思いでいた









虫に刺されたのならやっぱり噬み跡がうんと小さくてもあるはず






それに痒みももっとスゴイはず





湿疹なんてできなくて、赤みが出るだけ





私の不安は虫とかそんなんでなくて





どちらかと何らかの病気とかになってるのでは?




ここ最近風邪引いたり、咳こんだり


健康体が取り柄の私にしてはずっと変だったから

うんと不安だった







そして今週病院へ行ってきた

その日は一般外科の先生しかおらず皮膚科の先生がいなかった

でもとりあえず診てもらいましょうということだった

何年ぶりに病院へ来たのか

一通り健康チェックを終えた後に先生が入ってきた




『今日はどうしんだい?』


30代前半くらいのインド系風の若い先生が尋ねてきたので





『体の上半身部分に湿疹みたいのが出来て何か分からない上に

最近増えてきてるような気がするので』







『んじゃ、一回診てみようか』





まず最初に出来た所をみせて、背中と前を見せた

後は口で胸のあたりにもあるんだよと説明した

それを見たあと先生は

『ちょっと待っててね』と言って部屋を出ていった





10分くらいしてからだろうか、先生が戻ってきた





『僕は皮膚科の専門ではないけど90%君の体にできてるのは


PITYRIASIS ROSEAというものだよ』




『ピティ ッ、ピティッ、What?』
と私





『君のはそうひどくないけどひどい人なんかは

背中に出来る小さい湿疹がまるでクリスマスツリーの様な形ででるから

クリスマスツリー病とか呼ばれてたりするのだけど

今の時点ではどうして体に突然できるのか判明してなくて

一回かかると二度とかからないからウィルスによるものでは?

って言われてて、治療法もなにもないんだよ』






“病名はわかったけど、原因不明の上に治療法なし・・・・?!”




これを聞いてさらに不安になってしまい

気が付いたら涙がボロボロ出てきてた

それを見た先生はかなりビックリして





『何で泣いてるの?泣かなくても全然いいんだよ。

君のかかった皮膚病なんて他の人と比べたらなんでもないんだし

薬を出さないのはこの病気は大きなピンク色のが出た数週間後に

小さいのが体の特に上半身に出来てから

早くて3―4週間、長い人だと数ヶ月後には

自然と跡も残らず消える変ったもので

僕個人は体自身が直せる場合は薬を処方するのを控えてるんだ』


とその後は自分の信念みたいのを語ってくれた




それでも私はヒック、ヒック泣きやまず

さらに質問攻め




『ウィルスってどうやって私だけになるの?』

『カビとかからなったの?』

『これホントにダニとかノミとかじゃないよね?』

『どれくらいで消えるの?』

『例えば、これ以外で考えられる病気は?』








専門でもない先生にこれ以上かってほど質問してた気がする

でもその先生は私をなだめつつ

一つ一つの質問を私にわかりやすく説明してくれた




『もし不安なら僕は明日皮膚科の先生に診てもらっても構わないし、

痒み止めが欲しいなら処方箋出すし、

でも僕はプリティー シュアー薔薇色ヒコウ疹だと思うよ』




半分は不安が解決したけど

ひっかかるのが90%と言うのと

やっぱり専門でないってのがあったから

次の日皮膚科の先生に診てもらったら

やっぱりそうだとの事

この皮膚科の先生は不親切だったのだけ覚えてる

薬が欲しいんだろ、ほらやるよと言わんばかりの態度で

人の話しを聞く前にさっさとさっさと処方箋か書いてる





オイッ




ただ皮膚科の先生が唯一専門だなぁと私に思わせたのは


『最初のピンクのが出来る前に風邪とか引いた?』






そして



『ウィルスなんてそこら中いっぱいいてね。

同じ風邪引いてもこれになる人もいれば

一生ならない人もいてね。ようは体のコンディションによるんだよ。

体が弱ってたり、何らかの状態で風邪とかインフルエンザとかになって

体はそれを直そうとしてその変換時に湿疹として

体に出たりするんだよ。正直原因不明だよ。

でも大したことないから。別に移る病気でもなんでもないし。』




そう、私は風邪を引いていた。

引いたり、直ったり、咳き込んだり

薬を週末飲んだりしたのだ。







あー病院行ってよかった。

一安心

長い人で数ヶ月かぁ。

滅多に病気をしない私。

いっつもこうだ。

何かするとこうやって訳の分からない病気になる

最後に病気になった時は東京の専門学校に行く前

良性の腫瘍が首付け根に出来て手術して取り出したのだけど

今でも覚えている手術中の先生の一言

『おー、このタイプにしてはこりゃ珍しく大きいなぁ。

貴重
だから、ラボに持っていってくれ!』



オイッ



部分麻酔だけだから全部聞こえるっチュウねん

その後何事もなくサイモン&ガーファンクルの音楽を聞きながら

切り口を縫っていた



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