私の就寝部屋の天井には蛍光星シールが張ってある。 この部屋に入居した時点ですでにそうなっていた。
私としては睡眠時に、演出された空間でなんか寝たくない。 普通の生活の延長で、昼間から引き続いた空間で、 さっきご飯をつくった部屋で蒲団を広げて、 そのまま横になって、生活感溢れる部屋で寝る。 それで十分。いつもの続きがイイのだ。
部屋の中に星があるなんて変じゃないか。
とはいえ、真上を見上げ、手を頭上に掲げ、 小さなシールを一つ一つ剥がす作業を考えると、 とてもじゃないけどその作業を実行に移す気にはなれなかった。 どうせスグに引っ越す部屋だと思って、 そのママにしておいた。
気がついたら、予定より長く住み着いているが、 就寝時小さな赤いランプを付けて寝るクセがあるからか、 そうそう気にもならなくなっていた。
ちょっと前、友達にいろんな話を聞いて、 傷心をかかえて床についた日の事。 いろんな事の全てがどうでも良く思え、投げやりな気分だった。 その日はカーテンも締め切って、電気を全部消して、真っ暗な中で就寝。 横になってみると天井の星が目に入ってきた。
なんかねぇ・・・・・。 悪くなかったです。 部屋の中で星が瞬いているの。
なんでか知らんが、なんかホッとしました。
そんな事もあるのね。
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