2002年02月24日(日) |
20020224 伝えたかったコト |
今年のお正月、約10年ぶりくらいに、ある友人にあった。 私にとっては一緒にいるのがとても楽な人だ。 楽なあまり、いつでも会えるような錯覚があって、 わざわざ特別に時間を割くのが妙な気がするほど。
彼女には家族もいるし、あまり引き止めると申し訳ないという気持ちと、 東京にあまり遅くならないうちに帰りたくて、 本当に少しだけ会うつもりでいたのだ。
ふたりだけで会うのが、ちょっと照れくさいのもあった。
互いに知らない10年間を過ごしてきたというのに、 お茶のできる店を探しつつ、ふたり歩く感じは、 昔、学校の帰りに寄り道をしていた頃のソレを思い出させる。
お茶をしながら、話をする。 目に映る彼女は私と同じく10年分の歳をとり、 10年前よりやや早くなった口調で、家族のコト、仕事のコトなどを話す。 目の前の彼女を見ていると、 シミジミと「会って良かったなぁ」と思えてきた。
「会えて良かったよ、嬉しいわぁ」と伝えると、 ちょっと間があって、 「素直になったなぁ」と返ってきた。
ふふふふふ。少しはね。
当時、回りから見て、私が世話を焼いていた様に見えたかもしれない。 が、実際に甘えていたのは私。 彼女は知らないかも知れないが、 彼女といると私は本当に楽でいられた。
お店を出て、一緒に夜御飯を食べた。 もちろん、私が想像した一緒にいられる時間は大幅に超えた。 当然のように時間を作ってくれたのがまた、こう、ちょっと………ね。
お誕生日おめでとう。 またね。
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