2001年06月11日(月) |
うなぎ、すき焼き、太巻き、ドーナッツ、コロッケ。……アレレ、途中になってもた。 |
ちょっと遠出をしてまして。 遠足、はたまたプチ旅行程度の距離です。 家〜現地にかかる距離は1時間半から2時間程度。
自分のテリトリー内以外の街に出かけた時、とりあえず本屋に寄る。 ひょっとして、自分の街の本屋さんとは、 違う種類の本が平積みにされているかもしれへんし。 自分の街で見逃していた面白い本を発見できるかもしれへんし。 面白い本を見逃したくないし。 ああ〜あ、………貧乏性やなぁ〜。
「村上ラヂオ」という本を発見。文=村上春樹さん、画=大橋歩さん。 村上春樹さんのエッセイが、とにかく好きで、好きで、好きなもんで。 「ニヤリ」としたり、時には声を出して笑ってしまう事すらある。 「そんな、アホな」とか、つっこんでみたりね。もちろん、音声付き。 はたで見てて、アホなんは、私のほう。
電車の中で本を読んでいた時の事。 本を読むのに夢中になっていく内、口先がとんがっていったらしい。 もちろん本人は“読み”に熱中してますので、気付いてない。 突然、耳に大きな声が聞こえてきた。 「あはは!唇が『ウニュー』ってなってる!」 ふと顔をあげると、すぐ目の前に立っている中学生くらいの男子が、 私を見つめているではないかっ!! 「おや、ぼうや私に気があるのかい?」 ……な、ワケないのは十分しっとるがな。 言うてみただけ。悪かったわねっ!! 「なにもそんな事、大きな声で叫ばんでも、エエやんかっ!」
……とか、思っても良かったんですけどね。 気付かなかったとはいえ、何かに夢中になったらば、『ウニュー』っと、 タコのように口をつきだしてしまう癖があるという、自覚はある。 「そういや、小学生の頃は『タコチュウゴンべエ』とか、呼ばれとったなぁ〜。 ……遠ぉ〜い、目でもしてみるかぁ〜。シミジミ〜。 そういや、シミジミの、いや、シジミの味噌汁のみたいなぁ〜、 あぁ〜、そんなこたぁ、どうでもエエやんなぁ〜、あぁ?」 ……とかね、考えてしまったり。
そんでね、思わずそんな口をしていた自分を想像して、 次の瞬間一緒になって、声を出して笑ってしまったんですな〜、コレが。 そしたら、怒る気なんて消え失せてしまったワケですわ。 あぁ〜、寛大やなぁ〜、エライ、えらいぞっ!自分!!
“本買い”といえば、収納の問題やらで、文庫本がメイン。
“読み”といえば、マンガ中心だった私が、“本読み”も好きになったのは、 村上春樹さんの「ハイホー!」がきっかけ。挿し絵は安西水丸さん。 それがフリダシ。
サイコロをフッタ。 →イラスト付きのエッセイを読むようにナッタ。 →安西水丸さんの作品はもちろん、大橋歩さんのイラスト付きエッセイも大好きにナッタ。
フリダシのトコロで二股に別れていた一方の道をグルリとマワッタ。 もっぺん、サイコロをフル。今度はもう一方の道にススンダ。 →友達に村上春樹さんの小説もススメラレ、 「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」をヨム。 →それまで、嫌いだった小説というモノがとても面白いモノだとキヅイタ。
てな具合に、“本読み”が好きになっていったので、 このカップリングは、私にとって感動もの。 雑誌ananに連載当時、本屋で立ち読みしてたのですが、迷わず購入。
帰りのバスの中、電車の中、読みましたとも。 バスの中では、気分が悪くなりかけたら“読み”休憩。 気分が持ち直したら“読み”再開。
そして………
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