ああ それは ある日突然現れた
ほぼ毎日 チェックしている いつものサイトで その日のアップ分を 見ていたら 出て来た泥大島
マルキの 表記がなかったので パソコンの画像を 食い入るように見て 拡大出来るだけすると その表面は あまりにも滑らかだった
織りの組成も 今までに 見たことがないようで これはひょっとしたら かつてやられた なんちゃっての染め かもしれない
値段がこれまた いつもならセールを待って 決める位に安かったので 一瞬迷いつつも ともかく手元で 見てみたくて購入
実物は 泥と言いつつも 緑を帯びた黒に近く 泥染めかどうかは 実験してみないとだが ともかくその柄は 織りだったのでホッとして
ルーペで仔細に確認 ついでに 一緒に届いた7マルキと 着物部屋から 9マルキをいくつか出して 比較して見ると やはりどれとも違う
なので 大島についての うんちくあれこれを もう一度さらってみて 特にマルキの糸の違いを 確認してみると 経糸の組成は9マルキと 等しいことが判明
さあて キモはここから
曰く 12マルキの経糸は 地糸が二本に 絣糸が一本の配列は 9マルキと同じながら 経糸の本数は 一センチあたり36本 ということ
主にマルキという言葉は 反物のひと幅に張られた 経糸の総数1240本が 前提になっており その中に絣糸が 何本使われているか で判断されるのだが
そもそも 12マルキの経糸総数は 1440本になる という素晴らしい事実 知らなかったなー なら実際に 1センチのルーペで 経糸が何本入るか 数えたらいいんじゃね
ってワケで 休みの今日は 朝からその懸案を実行 結果はお察しの通り 見事に12マルキを 手に入れてしまったのだ
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