ゆりゆり日記
ただ知ること
過去にあつめたカケラで出来る絵は
その瞬間瞬間ごと
いつも完璧だということ
そうして明日を未来を生きていく

2017年05月21日(日) 死後の自由

無宗教で
きちんとした葬儀もなく
家族だけで
父を見送ったものの
その後をどうするかが
なかなか難しく

お墓は
樹木葬か何かで
何処かのお寺とは
関係ないからいいとして
日々手を合わせる
仏壇が欲しいと
母が言い出し

それは買ったらいいだろう
と思ったのだけれど
どうもそのイメージには
既存の仏教の
ご本尊様とか
戒名入りの位牌とかがあり

いやいやいや
折角父が
墓はいらないし
骨は海にでも撒いてくれ
と言ってくれていたのに
何故囚われる方向なのか
意味が解らず

けれどわたし自身
半端な知識しかなく
きちんと調べ直した後
電話がなかなか繋がらず
母に説明しているのを
夢にまで見て

ようやく今日
仏壇も位牌も
用意しただけでは
魂が入らない
ってコトらしい
と仏教的な側面を言った後

写真を飾って
祭壇的な役割の
小さな仏壇と
もし欲しければ
位牌はお寺に関係なく
俗名で名入れをしてもらい

ご本尊とかはいらないし
魂はきっと
わたし達が居る所に
やって来るに決まってるので
後は母が好きなように
飾ったらいいだろうと

どうやらそれで
スッキリ納得できたらしく
一件落着
父のお陰で今後
後に続くわたし達も
子供に負担を掛けずに
逝くお手本が出来た

本当に
つくづく
死んでからでさえ
不自由なのは
嫌だなあと思う


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ゆりすこ [MAIL] [吉祥堂]

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