幸福論 | はるか |
2011年08月02日(火) ワタナベとのこと |
中3の2学期以降に好きだった 同じ中学のワタナベに10年ぶりに会った。 電車の中で偶然に。 向こうはあたしに気付いてなくて 本人かどうかの確証もなくて 電車に揺られている間、ずっとチラチラ見ていた。 もしも終点まで乗っていたなら 降りてから声をかけようと思っていたら 見事に終点まで乗っていて。 ホームを歩いていく彼を後ろから追い掛けて 勇気を振り絞って声をかけた。 そしたらやっぱり本人で 最初は怪訝な顔をしていたけれど 名前を言ったら覚えていてくれたようで 「あぁ!!」って言ってあたしに笑顔を向けた。 久しぶりに会ったワタナベは ちょっと大人になっていたけれど 中学の頃とあまり変わっていなくて あたしまでワタナベのことを好きだった 中3の頃に戻ったような気がした。 すごくすごく緊張しながらアドレスを聞いて 「今度誘っていい?」と言ったら 「いつでも」と返してくれた。 本当は その後すぐにでもメールしたかったけれど 緊張してしまって送れなくて 次の日に1時間かけて打ったメールを やっとのことで送信した。 1週間後、2人で飲んで、 昔の話や今の話を沢山して 中学の時は全然話せなかったから そういえばワタナベのことほとんど知らないな ということに気付いた。 だけど 色んな話をして、少しずつ彼のことを知って、 ああ あたしやっぱりワタナベのことがすごく好きだ と、そう思ってしまった。 中学時代 ワタナベには2回フラれていて だからこそ段階を経て言おうと思っていたのに どうしても 自分の胸の中だけに留めておけなくて 居酒屋から駅まで向かう道の途中で やっぱりワタナベのことが好きだから もし良かったら付き合ってください と言ってしまった。 ワタナベは照れたように笑って よろしくお願いします と、そう言った。 駅のホームで 手を繋いで電車を待った。 それだけで幸せだと思えるぐらい ワタナベのことが大好きだと思った。 あの日会えたのは 偶然かもしれないけれど いつか そんなこともあったねって あれは運命だったねって 笑って話せたらいいな。 だいすき だよ |
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