昼食を終え、熱川温泉駅から送迎バスに乗り北川温泉へ。
本日お世話になるお宿はつるや吉祥亭本館、1年半ぶりの再来となるのだが、実は
前回Kちゃんと行った時よりも更に格安となるこのツアー(前回は\14,000、今回は踊り子乗車券込で\15,000)、格安旅館宿泊経験が皆無な隊長が
我慢満足できるのか少々不安であった。
が、とりあえずこの時点では、建物の古さを和の趣きと捉え、オーシャンビューで海の音が良く聞こえる和室に意外に広いんだなぁーと満足し、海を背にケツを掻く位の余裕はあったようだ。
心穏やかな隊長の様子に安堵しながら温泉に入り、ウエルカム生中を飲み(このサービスは本当に素晴らしいと思うよ!!)、お待ちかねの夕食へ。
夕食は食事処にて、本館名物の天麩羅食べ尽くしコースを。
先付:前菜三種盛り、椀物:金目鯛の澄まし汁
お造り:海まかせ三点盛り、焼き物:地金目鯛の幽庵焼き
煮物:野菜炊き合わせ、天麩羅:海老・金目鯛・アスパラ・鱚
お品書きの順番とは所々食い違ってはいたが、温かいモノを温かいうちに一品ずつ食べられ、隊長もわりと満足しているご様子、、、、、ここまではね。
ところが最初の天麩羅を食し始めた頃、我家のテーブルを雷雲が覆ったのだ。
地物:天城猪の味噌漬焼
コイツだ!コノ猪が我が家の夕餉を台無しにしたんだ!
常日頃から良質の癖のない肉しか食べたがらない隊長にとって、味噌漬けとは云え猪はかなりのダメージを与えてしまったのだ。
そして、ワタシも悪かった。
美味しいから一口だけ食べてごらんよ!、、、、、今思えばなんて余計な一言を云ってしまったんだろう。
ワタシに即され一口だけ口にした直後、隊長の背中から久しぶりに星一徹が現れたのだった。
臭い・・・・・なんで食事の前に食材の確認しないんだよ!!
・・・・だって格安ツアーだから、ね?隊長?
アレルギーとか出たらどうすんだよ!!
・・・・いやほらキミ嫌いなだけでアレルギーじゃないでしょ、ね?隊長?
なんで東伊豆来てんのに中伊豆のモノが出るんだよ!!
・・・・だってひっくるめたら伊豆だから、ね?隊長?
なんであっちのテーブルには猪肉出てないんだよ!!
・・・・いやほらあっちのテーブルは別なプランだから、ね?隊長?
なんでそっちのテーブルは天麩羅の衣みんな残して中身だけ食べてんだよ!!
・・・・だってお年寄りのご夫婦だから、、、ってソレは関係ないでしょ、ね?隊長?
だったらこんなトコ来るんじゃねぇーよ!!
・・・・・・・・・・・・。
だめだもう手が付けらんない、ギラギラした眼で今にも中座して部屋に戻りそうな雰囲気を醸し出してる。
ねえ、猪肉アタシが食べてあげるから、ね?
当たり前だ!誰がイノシシなんて喰うもんか!!! 「お客様、こちらは当店よりサービスとなります、
金目鯛の煮付けでございます。」
金目ちゃあ〜ん♪神は我を見捨てなかった(号泣)!!
隊長良かったね!大好きな金目鯛だよ!全部食べていいから!!
・・・・ふん、何が金目だ!!
稲取でもないのに、旬でもないのに、金目さえ出せば客が喜ぶとでも思ってんのかよ!
そう云いながらもキレイに頭と骨だけになった金目鯛は、現在当サイトTOP画像として飾られている、笑。
そして、タイミング良くおかわり注文しておいた天麩羅と隊長の大好きな酢の物(しかもホタルイカ)も到着し(コレこそ伊豆とはなんの関係もないと思うのだが)、なんとか隊長の星一徹が背中に戻ってくれたのだった。
天麩羅おかわり:明日葉・海老・シシトウ・帆立・蓮根・銀杏
酢物:ホタルイカの海藻の酢味噌和え
食事:白飯・香の物・留め椀、甘味:杏仁豆腐
多少ハプニングはあったものの、ボリューム満点で楽しい食事であった。
そしてワタシは、猪肉を二人分食べられてとてもシアワセであった(実はジビエ好き♪)。
↑姑息な投票ボタン。押していただけると明日も飯炊き頑張れそー。どんだけ喰うんだよ、隊長。