長野をあとにして栗の街小布施へ。
竹風堂だ!!
小布施堂だ!!
桜井甘精堂だ!!
関東では「栗かのこ」と言えば小布施堂というイメージが強いが、地元長野では桜井甘精堂が歴史・知名度を含め一番だと言う。
が、この小布施の街は、桝一酒造が率いる小布施堂グループが大きくした観光地に思われる。
つまり、商売の面では小布施堂が抜きん出ているということなのであろう。
味はどうなのだろう。
それが知りたくて全店で栗かのこを購入したので、後日またお伝えするとしよう。
まずは今夜のお宿へチェックイン。
小布施の街に今年ようやくオープンした
桝一客殿(http://www.kyakuden.jp/)
旅館でもないホテルでもない新しい形の宿を
コンセプトにしているそうで、古い蔵を移築して
作った全12室の宿だ。
建築中の時からお泊りしたくてお泊りしたくて
待ちに待って(完成が果てしなく延びた為)
この日を迎えることができた。
予約の際、全室の説明(お部屋の特徴)を受け、その中から書斎タイプの2Fの部屋を選んだ。
立派な梁と高い天井、そして、和風な外観からは想像できないほど、中はモダンな造り。
床暖房が効いていてお部屋はとっても温かく、アメニティも充実していてとても居心地が良い。
そして一番の驚きはこのお風呂。
小錦でも余裕で2人は入れるほどのガラスの
枠組み(バスタブ)にたっぷりお湯をはって
のんびりバスタイムを楽しむことができるのだ。
ただ、浴室自体が広すぎて、身体を洗うのが
とても寒かった、、、。
晩ご飯の予約を済ませ、栗を求め小布施の街を探索。
アイス系は寒すぎて身体が欲さなかったので、
モンブランを求め、栗の木テラスへ。
モンブランとシャタン。
モンブランは、茹でた栗をペーストしただけ
のような、砂糖を控えた優しい味。
甘すぎず、台がスポンジではなくタルトって
とこが凄くいい。
そして、シャタンは栗の渋皮煮とナッツが入って
おり、洋酒が効いた大人のチョコレートケーキ。
一緒にアールグレイとコーヒーを頼んだのだが、どちらもポットで出され量がたっぷり。
甘いものが苦手なワタシにとってはほどよい量で、アールグレイは渋みが全くなく美味しかった。
昼は観光客で溢れる小布施も、夜になるととてもひっそり。
零れ落ちそうな美しい星空が印象的だった。
晩ご飯は寄り付き料理「蔵部(くらぶ)」にて。
「寄り付き」とは、蔵人が食事をしたり休息する
場所のことで、酒造りの合間に素早く集まれるよ
う、店内が機能的なつくりになっており、
中央に大きな竈があり、土間風のオープン
キッチンの中で、働き者のお兄さん達が手際良く
料理をこしらえている、活気のある和食処だ。
桝一酒造お奨めの日本酒「スクエアワン」を片手に料理を楽しんだ。
お造り盛合せ(つぶ階、金目鯛、ワラサ、しまあじ、鰤)、まこも茸の天婦羅。
季節野菜の焼物、卵焼き。
信州牛ロースの重ね焼き、三種盛り(松前漬け、ほうれん草の胡桃和え、ひたし豆)。
長イモの揚げだし、竈飯セット、デザートは栗のババロア。
料理はいたってシンプル。
素材の味が引き立つよう寒い土地にしては
かなり薄味で作られている。
どの料理も日本酒にぴったり。
意外に美味しかったのがお造り。
海のない土地にしては上等な鮮度だった。
そして一番美味しかったのはひたし豆!
翌日、お土産にも買ってみたけど、ワタシに
も上手にできるかな♪
それにしても、小布施のお兄さん達は若いのにホントよく働く。
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