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2005年11月20日(日)
 勝沼へ行きましょう、其の壱。

秋晴れの中、3日後の結婚記念日のお祝いを兼ねて、ワインの里勝沼へ1泊2日の小旅行。
宿以外は全て無計画の、行き当たりばったりのキル田家らしい旅とあいなりました。


 高速に乗って30分、あっという間に勝沼到着。
 1年ぶりの勝沼は去年より風がとても冷たい。
 街中が足早に冬支度を整える中、山々だけが1年の
 最後を飾るかのように、一生懸命色づいている。




実は勝沼は初めての隊長。
嗚呼、隊長と今この勝沼の地に立っているなんてまるで夢のようだ。
なぜだろう、山梨に足を踏み入れることを激しく拒む彼を(同様な土地が三重、栃木とあるのだが)、その気にさせるまでの道程はまさに困難極まりない、涙、ナミダの日々であったのだ。
(寝ても覚めてもシツコク「勝沼勝沼」と叫び続けただけとも言う。)
そんな隊長の為にまずはぶらりとワイナリーへ。


 ロリアンワイナリー
 http://www.wine.or.jp/shirayuri/
 
 一昨年飲めなかったもろみワインを今度こそ!
 と思い、出向いたものの、今回も飲むことができなかった。
 って言うか、販売している痕跡すらなかったのだが。
 (ギブミー情報!)

そして、相変わらずの「美味しんぼ」を利用した宣伝広告はあったものの、その美味しい「ロリアン甲州」のお姿を拝謁することすらできず、試飲もせずに帰って来てしまった。

12時半、昼食の為に「皆吉」へ向う。
http://www.minaki.jp/
何を隠そうワタシも隊長もほうとうが好きではない。
いや、正確に言うと、今まで美味しいと思うほうとうに巡り会ったことがない。
皆吉ならそんな二人に電撃を喰らう程の美味さを体験させてくれるであろう、、、そんな思いを込めてやって来たのだが、さすが天下の皆吉、すんげぇー混んでんの!
外に待つ人、ざっと30人。
駐車場には車を停めるスペースさえ見つからず、まずはどこで待とうかと悩むこと10分、親切な家族が渋い笑みを浮かべながらこう教えて下さいました。
「僕らの前の人達で今日のほうとうは終わったそうです。」
くぅー・・・・残念。
今日この日から「好きな食べ物はぁ〜えーとぉ〜ほうとうでぇ〜す♪」と答えられるほどの美味いほうとうだったかもしれないというのに!(そうか?)
親切な家族に感謝しつつ、もう1つランチ候補に考えていた場所へと移動する。


 原茂ワイン
 http://www.haramo.com/

 今年度ルバイヤートシュールリーの失速により、
 一歩抜きん出た美味しさを感じるハラモヴィンテージ
 甲州シュールリー(あくまで個人的意見)。

ここへ来た理由は、シュールリーを隊長に飲ませてあげたいワケではけしてなく、120年前の民家を利用したこのステキな佇まいを見せてあげたかったから。
そして、今月で今シーズンの営業を終了してしまうカフェにも行きたかったから。


ワイナリー2階にあるカフェ「カーサ・ダ・ノーマ」
 
ワイナリーの中央にある急な階段を登ると、そこは入替え制の半セルフ制の小さなカフェ。
原茂ワインの全種類がグラスで飲めるだけでなく、自家製酵母のパンと美味しい野菜をちょっとずつ楽しめるランチが食べられるという。


 で、これがそのランチ。
 パンの気まぐれブランチ 1400円。
 この日のメニューは、パン3種(オリーブオイル&クリームチー
 ズ)、舞茸の素焼き、ソーセージ、玉葱とポテトのグラタン、
 ハム、カボチャとサツマイモのマッシュ、牛蒡のマヨ和え、
 人参の白和え、蕪のピクルス、
 蕪とベーコンのココナッツスープ ってな感じ。

どれもこれも調味料を極力抑えてあり、ヘルシーで素朴な味わい。
凄く美味い部類ではなかったけど、田舎のばあちゃんの料理を食べているような、懐かしい料理だった。
それと、ずーっと前にののさんからグリッシーニが美味しいとお聞きしていて期待していたのだが、既に完売になっており食べることができなかった。ちくしょー。
(って言うか、ののさん、元気にしてますか?)









左:カーサ・ダ・ノーマ風カリー 1300円、 右:カーサ・ダ・ノーマ風モンブラン 630円。

隊長チョイスのカレーは、スパイスの効いたさらさら水カレー。
ご飯の上にゴロンとしているのはジャガイモかと思いきや柔らかく煮込まれた肉の塊。
ホロホロでとても美味しい。
モンブランはパンの気まぐれブランチ同様、手作りで素朴な味。
サツマイモと栗をマッシュしただけの野菜の甘味が生きたモンブランに、激甘のマロングラッセと柿と梨をカットしたモノが添えてある。
これはこれでいいんだけれど(好きな人には好きな味だろうが)、洋酒と生クリームたっぷりのモンブランを好むワタシには納得がいかない味だった。
何より、蕎麦の部分がないじゃんかっ!




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50代の学者風の父と40代半ばの皇族風の母と一緒の彼は、カレーのスパイスについて熱く語っていた。恐らく宇宙に配信するデータをまとめていたに違いない。


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