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2003年05月10日(土) 母の味

今年もGWは実家に帰省しました。
「夕飯、何食べたい?」って聞かれて答えたのが『たまひもの煮つけ』
もうちょっといい物頼めば良かったって思いましたが
何故だか好きなんです。 ゆで卵の黄みでなく、たまひもの黄みが。
ゆで卵って、シッカリ茹でてしまうとパサパサになっちゃうでしょ。
あれ、苦手でね。。。
たまひもを煮付けたのって、煮過ぎてもパサパサにならないんですよ。
妙な歯ごたえがあって、好きです。

駅まで迎えに来てもらい、その足で駅前のスーパーに買い物に行きました。

要望食材
 たまひも(え〜、知らない方に。鶏の卵管、卵巣、生まれる前の卵)
 生姜
 鰯
 納豆
 お刺身盛り合わせ

早速家へ戻り、夕食の準備です。

鰯団子のお吸い物も好物で、でも団子の作り方って知らなくて、今回教わってきました。
忘れちゃいけないのでここで復習。

1・鱗が取れてなければ取る。
2・えらに指を突っ込み頭を千切る
3・お腹に包丁を入れ内臓を取り出す
4・水でさっと洗う
5・内臓が入ってた部分を親指で押し開いていく
6・出てきた骨をぎゅっと押す(身と骨が離れる)
7・骨を剥がす(尻尾も簡単に取れちゃう)
8・背びれを剥がす
9・包丁でとにかく切る&たたく
10・ある程度潰れたら、すり鉢に移す
11・味噌・卵を加え、擂る
12・とにかく擂る(擂れば擂るほどフワッとなる)

団子は以上。

我が家では、ごぼうをササガキにしたものも加えてお吸い物を作ります。
たまひも煮は、何度か湯通しし、生姜と一緒に煮ます。
醤油・酒・味醂はお忘れなく。

ん〜 素朴で高級食材とは程遠い夕食のメニューでしたが、
子供の頃に食べてた母の味は健在で、「やっぱりこれなんだよぉー」
ってつくづく思いました。

きっと、自分で作ってもこの味は出ないんだろうな・・・
おにぎりとかって、自分の母親が作ったのが一番美味しかったりするでしょ。
塩の付け具合とかお米の硬さって、家それぞれ違うからね。
でもそれだけじゃなくて、母親の手に染み付いた食材の匂いとかってあるっしょ
あの手こそが、母の味を出すんだ、きっと。
お袋の味ってやつね。

食べれるうちが幸せなんだね。
明日は母の日だ


















はまちゃん