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2001年03月16日(金) 掟

最近、児童(幼児)虐待だとか少年犯罪だとか言う言葉を良く耳にしますよね。
そんな言葉は聞きたくも無いし、なぜそんなにメディアが囃し立てるのか私には良く分かりません。
虐待をしてしまったことが【悪いこと】だと反省するのであれば、
二度と繰り返さない為の方法を見つけ、努力すればいい事。
「誰に相談したらいいのか…」なんて甘ったるいこと言うなら、
初めから子供なんか作るなよって言いたくなります。
犯罪を犯す子供だって、勝手にそうなった訳じゃない。
環境(情報や周りの人間)がそうさせた、って私は思います。
赤ん坊は人の前に動物であり、物心ついた者は動物の前に人だと考えるからです。

私には、とてつもなく厳しい母上がいます。
南田よう子みたいな髪型を私が生まれるずっと前から、
そして絶対死ぬまで続けると確信が持てる、とっても意思の固い(?)母です。
そうそう、高校生の頃門限を破ってしまい、
以降卒業までは門限午後5時半という下手すると小学生の帰宅時間より早い時間を私に宣告したのも母上でした。

そんな母上が決めた掟が、当然の如く我が家にはありました。
・・・悪いことをしたら、丸坊主・・・
これって思春期の子供には結構辛い罰なんですよ。
実際、この処罰を私の兄は二人とも受けました。
でも、悪いことって些細な事では無いですよ、些細な事なら言い聞かせれば分かるものです。
こう言ってしまうと、兄達はどんなことをしたのか!?と思われるかも知れませんが、
あくまでも【教育上締めておかなければならない】と思われる悪事のことです。
この掟が私たち兄妹にどの位の威力を持っていたかは、
今現在家族の中に前科者が居ないことから分かっていただけると思います。

ただ、一つだけ忘れられない思い出が・・・・・・・・
中学3年生のある日、前日までフサフサしていた一人の男子生徒の髪が跡形も無く刈り取られておりました。
もしやと思い、帰宅後母上にそのことを告げると、「あ〜あはははははは」と笑う母上。
その男子生徒の父親に、手が付けられないと相談され、我が家の掟を話したのだそう。
母上もその男子生徒の父親も同じPTA役員だった故の、少々責任を感じた出来事でした。
先生も叱らなくなったような子供たちを平気で叱り飛ばし、何故かその後は仲良くなっていた母上。
他人の家庭にまで「掟」を繁栄させるとは。。。


















はまちゃん