Shigehisa Hashimoto の偏見日記
塵も積もれば・・・かな?それまでこれから


2001年09月20日(木) 特撮の歌

さてさて始まりました「特撮魅力大全シリーズ」。今日はヒーローとは切っても切れない関係にある主題歌について語ろう。

とにかく特撮モノは主題化が命である、と橋本は考えている。いくら本編が良くてもそれを彩る歌がトホホなものだとそれがいい番組として認知される可能性は低い。それは子供の琴線に手っ取り早く触れる事ができるからだ。秀逸な主題歌あるところ、素晴らしい特撮番組あり、なのだ。

例えば仮面ライダー。この番組に菊地俊輔氏の音楽がなかったら今はどうなっていただろう?ウルトラマンタロウの歌詞を阿久悠が書かなかったらあんな高評価は得られなかったかもしれない。ゴレンジャーエンディングの歌に「バンバラバンバンバン・・・」という歌詞がなければあれほどまでにヒットはしまい。宇宙刑事ギャバンが名作なのは渡辺宙明の、山川啓介の、そして串田アキラの力があってこそなのだ。

もうひとつ、別な側面から特撮主題歌をみてみたい。特撮番組をみるのは主に小さい子供だ。したがって特撮主題歌も子供の世界にとって重要なものだ。情操教育の大事な時期である。そんなとき特撮番組で謳われる事といったら「愛」や「勇気」や「希望」、「命の大切さ」、「他人への思いやり」などなど。まさに素晴らしい情操教育足り得ているではないか。小さい頃の原体験は強烈だ。この時期にこういう音楽を心に刻み付けていれば人間として一人前になれるに違いない。誰が言ったか、特撮番組は教育番組である。特撮主題歌はボクラに「愛」や「希望」を教えてくれたのである。


橋本繁久

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