今日は高校時代の友達が久し振りに電話をかけてきた。折角だから映画でも観に行こうという事になり、題材は双方ともまだ未見の「千と千尋の神隠し」に決まった。

　「千と千尋」を観る事は私の兼ねてからの念願であった。ハヤオ映画はテレビでは幾度も観た物だが映画館で本格的に観るのは初めて。否が応にも胸が高まり、気分は高揚する。果たして世界に誇れると云われる巨匠の作品はいかなるものなのか・・・

　結論から言えば「俺みたいなアホに四の五の言わせる前にとりあえず観てくれ」なのだが日々の生活に起伏の乏しい私にとって今日のようなイベント性の高い出来事を日記のネタにしないのはもったいないので極めて個人的な意見かもしれないがこの映画のレビューをしてみたい。

一言でいうと「面白い！」であり、これに尽きると思う。メッセージ性がどうとか娯楽作品としてどうなのかという以前にこの映画はただただ「面白い」のである。こういう映画には近年そうそうお目にかかれない。いや、凄いのよホント。

「千」の魅力を語るのに今日だけではもったいないのでしばらくはこの話題で引っ張ってみたいと思うのであしからず。

橋本繁久

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