しむちゃんのつれづれ日記
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2003年08月29日(金) 愛国心と国益

今日の「朝まで生テレビ」のテーマです。

さて、みなさんは「国」「国家」とはどういうイメージを持っていますか?
恐らく一言では言い表せないと思いますが、誤解を恐れず言わせてもらうと、

「個人に介入しない形式的な絶対的権力」

こう言いたいと思います。これは実は近代国家のモデルだと言われています。
そういう意味では日本は近代国家になり切れなかった。日本は近代国家では
ないんです。国家が個人に介入するものは古代国家、つまり専制国家です。
封建制度を引きずった国家です。日本においては明治維新においてもこれは
崩れなかった。個人の生き方にまで国家が口を出していた。教育勅語以降の
文部省なんかは最たるものです。年少期の育成を国家が定めていた。これは
今でも続いています。「ゆとり」なんてふざけるなと言いたい。

国は枠組みを作り強制力を持つけども、個人の自由までは拘束するもんじゃない。
国民の行動規範を国が定める(あれはいい、これはいけないとか)のは、これは
徳川時代と何ら変わらぬ支配制であり、自由主義でも民主主義でもない。
でも我々の中には支配されてきた歴史が脈々と精神の根底に流れているんです。

だから国を愛すると言うと、ある意味権力の肩を持つというイメージで極力
避けてきたようですが、本来愛国心とは素直で純粋な意味であると思います。
純粋というのは、キリストに忠実であることを意味していると思います。だから、
日本には愛国心の精神が生まれなかった。少なくとも馴染まない精神である。
こう理解しています。戦時中のナショナリズムは誤解の最たるものでした。

繰り返しますが、日本はキリスト教を背景に生きてきた国ではありませんから、
決して近代国家ではありません。天皇制を廃止し象徴にして、国家の骨格を
アメリカに作られて表面的には近代国家のように振舞っていても、精神的には
封建制の名残を引きずった古代国家です。ここに愛国心を語るだけの環境が
あるとは思えません。

オレは愛国心を持っていると胸を張って主張する人もいますが、何を根拠にそう
言っているのか自身でも整理できていない人が多いんじゃないでしょうか。
それは単にナショナリズムのことを指しているんじゃないでしょうか。あるいは
日本の四季、つまり自然を愛する心のことを指しているんじゃないでしょうか。

国とは何なのか、国を愛するとはどういうことか。
みなさんも一緒に考えてみましょう。

はい。今日は曇りときどき晴れ。(東京地方)


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