しむちゃんのつれづれ日記
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2003年06月29日(日) この人は対抗馬としてどうか?

亀さん印は相も変わらず威勢がいいですね。
総裁選に勝つから出馬するんだと。あの絶対的な確信はどこから来るのか?

それにしても、本当に相も変わらず財政出動を主張しています。
苦しい時にさらに血の出ることはいかん。悪いものはいかんが、公共事業は
民間が苦しんでいる時は政府の役目としてやらんといかん、とまあ。

巨額な財政の下支えをしながらも、この10数年の効果はせいぜい現状維持
であったことから、ケインズ政策に頼ることは失敗であったことが証明された
わけですが(要するにケインズ政策以外の処方箋が分からなかった)、あく
までケインズ政策は1〜2年の短期的な経済政策。これを長期に渡って続ける
ことはそもそもケインズ政策の求めるところではありません。なぜなら長期に
渡って財政を痛めることで国民は消費を抑えてしまうからです。そのうちに
増税となって跳ね返ってくることを予想するからです。細かいことを言えば、
もっと技術的なところもありますが、そのあたりは省略します。

ケインズも救えなかったこの状況を、さらに推し進めようとするのがこの
亀さん印の考え。この10数年で年金も積み立てがなくなってしまった状況で、
更に借金を増やして国民の懐にお金を回すことをやっても、結局は消費が縮ん
でしまうわけだから、景気回復という観点では達成できない。

一方では金融面で今心配されているのは、実は景気が良くなってもらっては
都合の悪いことが存在することです。それは金利の上昇による国債の暴落。
大量に保有している金融機関の国債の価値が下がるわけだから、彼らは早目に
手放す必要が出てくるわけで、これが更なる国債の暴落に拍車をかけます。
急激な国債の放出に対して価格維持をするためには、放出された分を日銀が
買い支えることしかありません。買うにしても上限がありますから無理ですね。

いや、何を言いたいかというと、バブル以降、急激に景気が悪くなってしまっ
たと考えがちですが、バブルの恩恵を被っていた人が損をしてしまったわけで
それ以外の人たちにとっては目の前のお祭りがやっと終わっただけで、ようや
くバブル以前の姿に戻った、というだけのことです。もちろん、その影響を
間接的に受けて収入が減る結果になってしまったり、就業機会が減ってしまっ
たこともありますので、相対的に悪くなったのは事実です。バブル期に比べて。

バブル時代を異常ではなく今までの景気循環で起こった景気のいい時代と同じ
位置付けと考えている人にとっては、今が異常なんでしょうね。この考え方の
違いが政策の考え方の違いだと思います。

問題は、国民側としては、景気対策のために財政支援されていることに甘えて
しまって、これが当たり前のことと思ってしまうことが良くないわけで、政府・
自治体側としては、その仕組みに甘えてしまって、その仕組みが当たり前であ
ると考えてしまうこと、つまり効率よくしなきゃというモチベーションがなく
なってしまうことです。甘えの構造は必要悪なわけだから、短期で終結しなけ
ればなりません。

一度甘えてしまうと、そこから抜け出すことはなかなかうまくいかないので、
毎年同じことを継続させることが問題です。それは仕事の継続性のことを問題
にしているのではなくて、人の関与の問題です。人が代わらないからそこに
利権が生じるわけで、甘えが出てくるわけです。人を代えることができなけれ
ば、担当する仕事を代えるべきです。

バブルの時代に甘えの構造ができあがってしまって、ここから離れたくない
人たちが構造改革を阻止しようとする人と思っても間違いではないでしょう。

自民党が存在可能なのは、小泉さんが首相であるから党内で拮抗している状態
を国民がヨシと考えているからだと思います。なんやかんやと異論はあるで
しょうが、今の組閣が可能なのは小泉さんならではでしょう。

経済政策が失政だと言われますが、痛みが起きるのは始めから分かっていた
わけで、いまさら痛みがあるから失政だと言うのはこれまた当時は静かだった
彼らの遠吠えとしか言いようがありません。ただ、痛みが起きていることは
事実なので、それをどう緩和させていくかが課題です。それと痛みの期限。
9月の総裁選では、小泉首相の再選はここにかかっていると思います。

政治は経済だけではありませんが、その経済の安定は国民が一番感心のある、
つまり一番困っていることですから、争点としては今をどうするか、そして
将来をどうするか、この2点をパッケージで約束できるかどうかですね。
どちらかひとつではダメ。

少なくとも、竹中大臣降ろしのための総裁選にならないようにして欲しいとこ
ろです。つまり抵抗勢力の声のかかった大臣に代えるのは最小限にして欲しい
し、特に竹中大臣、石原大臣を代えないようにして欲しい。そう願っています。

はい。今日は曇りときどき晴れ。(東京地方)


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