しむちゃんのつれづれ日記
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2002年04月18日(木) 説明の仕方が悪いのか?・・・どうもそのようだ

ある案件の支払条件(ウチの会社は輸入サイドです)に関して、相手先の
米国企業の日本マネージャーとウチの上司が支払条件に付いて交渉を
していたようです。先週上司が米国に出張に行っていたときに。

装置の納期が近づいているにも関わらず、装置の完成が間に合わず、
出荷時に満足すべきスペックを完了する前に出荷せざるを得ない状況に
なってしまいました。それでも契約上は出荷後30日以内に支払いを行う
ことになっています。これでは日本に輸入した後、装置のスペックを満足
するために日本において作業が発生し、しかも通常の予定で立ち上げが
完了することにはならず、予定している時期に客先の検収を受け、支払い
となるべき時期に支払いとはならないことになります。

メーカーの大半は商品を作るために借金をして、製品の納入から起算
されたサイト付きの支払いを受けて初めてストーリーが完了します。
これを「運転資金」と呼びますが、この運転資金が少ないほど一般的には
優良企業と言われます。つまり借金をしなくても自己資金で商品を作る
体力があるということです。例えばトヨタのような企業がそう。

ウチの会社も多くの例に漏れず、借金によってもの作りをしております。
もちろん、国内企業相手の商売をするならば、国内の資金調達を念頭に
入れた見積をすることになります。つまり借金のための金利も販売金額に
含めます。この調達金利が少ない方が企業としては当然有利です。販売
金額に反映されるわけですから。

現在の日本の金利は人類史上例の無い低金利を迎えておりますが、
それは日銀が市中銀行に貸し出すときの公定歩合であって、実際に市場に
出回るときには、銀行が貸出し先の企業の信用をスプレッドというモノ
サシで数値化します。優良企業であればこのスプレッドが小さいですから、
より少ない金利負担で済みますし、そうでないところは負担が大きくなり
ます。日銀からの資金ではなくて、市場からの資金を基準にすれば、
例えば円LIBORとか、円TIBORとかいう市場に出回っている円貨に
企業に対するスプレッドを付加するということになります。いずれにしても
銀行にとってはこのスプレッドが収益源になるわけで、倒産リスクが
無ければ貸し倒れになることはありませんが、その見極めが難しい
ところでもあります。マイカルやそごうやダイエーのように。

日本における上場企業が借り入れる場合の平均的な短期金利は、どうで
しょうね、しばらく前までは短プラ+アンダーといったところでしょうか。
つまり1%強といったところ。今はもう少し上がっているかもしれません。

仮にこれを1%としまして、米国はプライムレートが4.75%ですから
5%としましょう。単に金利だけで見ると4%の差があるわけですが、
これを見て日本の金利はすごく低い、とはやとちりしてはいけません。
大事なことを見落としています。それは通貨が違うこと。

難しい説明は抜きにして、通貨が違うということは、その通貨を調達する
ための金利も違って当然ということです。つまり、それぞれの通貨には
それぞれの価値があり、それに固有の金利が付いているということです。
金利の比較は通貨の比較をしているのと同じ意味を持ちます。違う通貨の
金利の比較をするということは、基準の違うものさしを同じ尺度で見て
いることですから、当然ながら1:1にはならないわけで、比較をする
には無理があります。

逆に、運用をする場合はそうではなくて、この金利差が大きな意味を
持ってきます。当然ながら金利の高い方へ資金は移動します。そうなると
日米の金利差からドル高の方へ移動していきます。米国内ではドルを
買う動きになると株式市場への資金が減りますから、買い手が減り、
下げの要因になります。日本では円を売る動きになり、資金が株式市場へ
移動しますから、買い手が増え、上げの要因になります。理屈はそういう
こと。でも今はそういうことよりも、他の要因の方が強いために日本の
株式市場は停滞しています。

言いたいことが違う方向へ向かってしまいました。修正するにはさらに
文章が長くなってしまうので、とりあえずこのあたりでひと息します。
続きはまたの機会とさせていただきます。メンゴ。

はい。今日は曇りときどき晴れ。(東京地方)


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