| 2002年04月08日(月) |
やっぱり馴染み無い金利差のお話 |
米国の金利と日本の金利に違いがあることは誰でも知っているでしょう。 細かい数字は抜きにして、例えばアメリカは5%、日本は1%としま しょう。ここに4%という引き算が成立すると思いがちですが、実は その引き算はそれぞれの通貨の違いを無視しています。
当然のことですが、アメリカではUS$が自国通貨であり、日本では 円が自国通貨です。それぞれの中央銀行が発行している、あるいは製造 している貨幣や紙幣(中央銀行の借用証)に信用をおいて流通している ものがその国の通貨です。
その信用度合いを計る物差しとして代表的な国債がありますが、それが その国の長期金利を決める重要な要素となっています。短期金利につい ては、貸出し金利の平均やらCPの実態やら経済情勢やらなんやらで これといった決め手に欠けますが、やはり公定歩合が基準となるで しょう。あとは銀行の利ざやです。
自国で投資をする場合は、手元のキャッシュがある場合を除いて、 大抵の場合は借金をして、そこで得たキャッシュを注ぎ込むことに なるでしょう。そこで発生する金利は自国通貨の金利です。1年以上 借りれば長期金利が適用されるでしょうし、1年未満であれば短期 金利が適用されるでしょう。それはそれで当たり前のことで誰でも 知っていることですね。でもそれを海外への投資となるとその金利は 同じ数字になりません。当然ですが、アメリカに投資をするとなると US$を借金しなくてはなりません。US$を調達するための元手と なる円貨の借金とUS$との交換となるわけですが、それだけで あれば円貨の金利だけを考えればいいのですが、そこで需要なのは そのUS$の現在価値。それが投資に使われリターンとしてキャッシュ が返ってくる時までの期間分を結局借金しているのと同じ効果になり ますから、US$の金利分をその期間分だけ差し引かなければならない。 そうすると円貨からUS$に交換したその価値が求められます。 (あまりに大雑把な説明ですが)
借金したのと同じ効果なら、金利の安い日本の円貨を借金して調達 したUS$であってもUS$を借金したことと同じであり、US$の 金利で借金したのと同じこと。要するに投資した時期からその投資 金額が返ってくるまでの期間を計算しなければ、その投資額の価値が 計算できません。所詮、通貨は現在価値でその評価が決まりますから、 今の100ドルと10年後の100ドルの価値は当然ながら違います。 そのことが分かっていれば同じ100ドルを借金したとしても、それが 返ってくる時期のことを考えれば10年後に100ドル返ってきても 同じ100ドルとは誰もが思いませんよね。ここでは将来価値のことを 言っているのではなくて、将来を基点とした現在価値を言っています。 その現在価値とは期間分をその通貨の金利で割り引きます。
まわりくどい説明になってしまいましたが、他国に投資をする限り、 違う通貨間での金利差はあり得ないということです。どちらも同じ 価値が存在します。それぞれの通貨に存在する金利をもって。
あー、余計に分かりにくくなりましたか。(汗 誤解の生じる表現もありそうなので、また今度機会を改めまして 分かりやすく説明してみたいと思います。 自分でも何を言っているのか整理ができていないようだ。きー。(笑)
はい。今日は曇り。(東京地方)
|