しむちゃんのつれづれ日記
文字サイズは「中」が最適なようです。

2002年04月04日(木) 歯の治療中じゃね

食べられるものも限られますね。
というわけで今日もハンバーガー。
遅い時間じゃ仕方が無いですね。昨日の定食屋は22時まで。
それを過ぎる時間に到着したんじゃ、ハンバーガーかラーメンか
ファミレス、あるいは牛丼屋。そんなところしか開いていません。
それに加えてコンビニがあるわけだから、とりたてて食べ物に
困るということはありませんが、お金の面で高くつくかな。

さて、ただいまバッグの中に毎日電車の中で読んでいる本が
あります。現在2回目を読んでいます。これがまた旬を過ぎた
本なのですが、今更ながら読んでいて面白い。

きっとあるだろうとは思っていましたが、当時買っていて今まで
読んでいなかった本。為替ディ−ラーが書いた榊原英資氏に対する
批判本です。3年前(’99年)に書かれたものです。なんで今まで
読んでいなかったのだろうかと、反省を込めて読んでいます。

米系銀行のインターバンクディ−ラーである著者が書いた本で
ありますから、経済理論という面では迫力に欠けますが、現場
から見た実務者の経験から書かれたという点で、その日その時の
為替の動きに四苦八苦しているディ−ラーが国家権力に強制的に
やりこめられた苦悩を垣間見ることができます。市場の動きに
国が介入するという不自然な行動を目の前に、やりようの無さを
嘆いているようにも見えますが、市場の正当性を主張している
ようにも思えます。

というか、榊原氏が登場するまでのスムージングオペレーション
が否定されて、サプライジングを持って市場を破壊するという、
変動為替制度が開始されて以来、国家権力がその力を市場に
見せ付けて、変動為替を否定する動きに出たことを批判している
わけです。市場の適正レートを否定して、国が適正だと考える
レートまで強制的に戻すための手法として榊原氏が唱える
市場に対する驚きと恐怖をタイミング与え(口先だけもあります
が)ながら実力行使をしていくと言う、ほとんど強姦状態に
してしまうことで市場の動きを破壊するもの。破壊された市場は
何が適正なのかを考えることができず、どちらに振れるのかを
判断する能力を失ってしまう。ディ−ラーとしては仕事場を
壊されたという感情になりますよね。これでは。

これは立場の違いを如実に表していると思います。
政治的な背景を匂わせますが、榊原氏の立場は国の経済を預かる
身であり、著者は目の前の為替の動きをウォッチする立場。
スパンの違いとでも言いましょうか。為替の適正レートとは、
その場での適正レート。日本国経済の適正レートは、例えば
企業の予算上の為替レート。要するに企業側は半年から1年の
スパンで決めているものなので、市場がその時に適正だから
といって、社会情勢から為替がそう簡単に動いてもらっては
困る立場です。しかも今では投機筋がマネーゲームで参加して
いる状況ですから、本当に市場が適正なのかどうかはいささか
疑問な点もあります。そのいい例が90年代後半のジョージ・
ソロス氏を筆頭とするファンドです。今は存在しませんが。

バブルがはじけた後に動いていたマネーは、その大半がいわゆる
「ハゲタカファンド」と呼ばれるもので、このマネーの動きの
せいでアジアの危機が来たとも言われています。彼らの向け先は
儲かる地域を選んで、一気呵成に仕掛けるわけです。うまみが
無くなったら他の地域へ逃げていく。逃げた後に残るのは、
ハゲタカがいなくなった後のように何にも残らない状態。
つまり国が破綻している状態なのです。国がマネーゲームに
まき込まれて、一番迷惑をこうむるのはその国の国民です。
幸い、日本はそのマネーゲームに耐えうる資金を保有しており
ますから、そう簡単には負けることはありません。これには
ある種、裏での取引があるようですが、はっきりとしたことは
言えないので言及は避けたいと思います。

いずれにしても、この著者が感じているところは理解できます。
でも企業に所属している自分としては国家の介入を全くの悪と
決めつけることはできません。その手法がどのようなもので
あったとしても。ですからやはり立場の違いで考え方が違う
のは致し方無いと思います。少なくとも両者の立場を理解する
ことで、為替の動きがどのような背景で、どのような要因が
絡んでいるのかを認識しておくことで、仕事上関連する為替上の
の予測ができることにつながっていくと思います。まったくの
当てずっぽうよりも、よっぽど説得力があると思います。
上が納得するかどうかは、結局、自分の説明能力と上の理解力
次第となるんですけどね。

はい。今日は晴れときどき曇り。強風。(東京地方)


 < 過去  INDEX  未来 >


しむちゃん [HOMEPAGE]

My追加