中学の時の同級生が所属している「東京演劇アンサンブル」という劇団の 公演を観に行ってきました。
今日行われた場所は東京芸術劇場小ホール1。池袋駅から歩いてすぐの ところにあります。しかも今日は最終日。狙って行った訳じゃないけど、 日曜日の午後といったら今日しかなかった。で、電車で1本で行ける。 実は友人の兼松さんの所属する劇団もやってたんだよね。扶桑町で。 でも引越し後の整理やら何やらで時間も無かったし、いかんせん手元の お金が底をついたようで交通費が出なかったのが一番大きいかな。あー。 ごめんよ。兼松さん。
ってなわけで話を戻して題名の「消えた海賊」。 今回は音楽劇だった。ってか、ミュージカルじゃありませんでしたけど。 そもそも東京演劇アンサンブルだけでやっていた劇に今回は他の劇団員も 参加して幅を広げたというもの。内容は大雑把に言うと、従来のしばりに とらわれない自由な生き方を目指して集まった海賊(戦争への召集に対し 意図的に自分を殺したことにしてこの世から存在しない人間に仕立てた 男女の集まり。国が行う決まりごとに反抗する集団か。)たちが繰り広げ る、やや思想的な舞台。
でも申し訳無いんですが、今回のこの舞台、自分的にはあまり賛同できま せんでした。あまりに「自由」とか「新しい」とかいうキーワードを使い 過ぎていて、恐らく原作にはもっと深い記述があったであろうところを 舞台用に脚本を省略しているきらいがあり、観ていてそりゃおかしいよと 言いたくなる言いまわしが節々に出てきて、なんか見入るどころか引いて しまっている自分がいることに気づいてしまうという、舞台を見る態度と しては最悪のパターンでした。なんでそう思っているのか、はっきりした ことは正直自分でも良く分かりませんが、やはり「自由」という言葉の 取り方の違いがあったのでしょう。
演劇だから様々な表現や言いまわしがあってもいいんでしょうが、その 脚本そのものに違和感を感じてしまったら、舞台を見る立場としてはもう 見る価値の無いものになってしまうと感じました。役者がいいだけに、 自分としては非常に残念な思いでした。
ま、観る側の捉え方も様々ですから、こういう観客もいるんだよという 意味で、正直にそのことをアンケートに書きました。どう取ってくれるかは 分かりませんけど。自分の感想に対して。全ての人が賞賛する舞台という ものは無いと思います。どこかで誰かが批判的な感想を持ったとしても、 それは主催者側としては大切な意見になると思います。もしかするとそれは 見落としていた点かもしれないし、的を得ているかもしれない。やっている 側だけでは気付かないこともあるでしょうし。だからそんな思いは正直に 伝えるべきだと思います。肥やしになると思っています。
マジメにやっている人にはマジメに答えてあげるのが礼儀です。 うれしい言葉でも厳しい言葉でも、マジメに伝えてあげるのが観客の礼儀。 自分はそう思います。親しい人がいるからと言って甘い言葉だけを伝える のは、その人にとっても劇団員の人にとっても参考にはならないと思い ます。という目でこれからも観ていきますから、やる側の人はそのつもり でね。甘い言葉には気をつけよ。(笑)
はい。今日は晴れのち雨。(東京地方)
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