しむちゃんのつれづれ日記
文字サイズは「中」が最適なようです。

2001年12月06日(木) 会社は大変でも社員には通じず・・・

外資(ML証券)のターゲットになりまして、彼らの年末の利益確定の
ために大量の売り注文が発生しました。あ、これは株のことです。

外資の利益確定は12月20日に迫っているので、それまでに運用している
証券で利益をあげる必要があるんです。投資家への利益還元のため。
そのためにはいかなる方法をとっても(違法行為も中にはあるらしい
ですが)、自社の成績を上げるために運用の玉(株、債券)の見直しを
します。

例えば右下がりの玉があったとしたら、個人であれば早めに見切りをつけ
て損切りすべき所ですが、個人には勇気が無いことと再浮上することを
期待しておりますから、ブツブツ文句を言いながらも保有しつづけます。
まともなホルダーならば。でも、同じ個人でも短期所有で利益を求めて
いるオタクな人たちは(かなり見通しの明るい人もいますが)、1円でも
利益が出るとすぐに売り、下がったところでまた買い増す。
それを繰り返す。

同じ銘柄に限らないことですが、そこから先はそれぞれの人の考え方。
こういうものと一概には言えません。だからいろんな思惑が働くんです。
株取引には。同じことが為替の世界でも行われておりますけどね。
基本的に理論は株も為替も同じことですから。
(と、東京三菱銀行の講座で講師の為替ディーラーさんは言ってました。)

自分は以前の職場で本社の資金部の証券担当をしておりまして、一時期
益出しのための株売りをしたことがあります。そのときは会社始まって以来
の大量の売却量(キャッシュベースで100億近く)でしたから、担当者
一人でこなすにはとても収まりきれないところでしたが、困ったときには
悪知恵が働きまして、外資を使ってブロック取引なんかをさせてもらいまし
た。ある一定量の現物を引き渡し、まとめてさばいてもらうんです。多量の
玉を預けて指値をしておくんです。成立した分だけ現物を引き渡し、成立
しなければそれだけのこと。返してもらいます。そのあたりの設定数値は
難しいところがありますけどね。担当者の一存では決めきれませんし。
そもそも決裁権限が無いから。

結局、一定の売却益が出たところで売りは止めましたけど。

もちろんロイターの画面を見ながら取引証券会社のディーラーと電話を持ち
つつ、「ダン!(done)」とか叫んでまして、そりゃあこちらの考えていた
価格で成立すれば気持ちがいいもんです。でも目的が益出しでしたから、
少しでも多くの益を出したくなるもんです。担当役員が早く利益の確定を
させたいもんだから、時間的な制約がありまして、時機を逸した銘柄も多々
ありました。もうちょっと待つつもりだったのに泣く泣く売却をしなければ
ならないときもありました。結果的には自分が目論んでいた数字を大きく
下回りました。でも、それは結果論。間違えば益どころか損をしていたかも
しれません。そういう意味で株の売買はシロウトにはできないと思います。
ある程度理論を勉強し、経験を積んだ上で取引をしないと結果的に泣きを
見ることになるでしょう。ですから個人的には運用としての株取引はしません。

銀行にタダ同然で置いておくよりも、より収益性(利回り)が高いと思い
がちですが、個別銘柄を選択する場合と、商品を買う場合と、それぞれ
特徴がありますから、もし株式や外貨で個人の資産を運用なさる方が
いらっしゃるならば、よーく目論見書を読み、アドバイザーが信用できるか
どうかをきちんと見てください。個別銘柄で責めるならば、その銘柄に
ついてよく勉強をした上で取り組んでください。すべての責任は投資家に
ありますから、証券会社や投資会社、銀行に責任を負わせることができま
せんのでね。よっぽどの資産家で、1億や2億はハシタ金と思われる方は
別ですけど。

会社が資産の売却(株や土地売り)をしている時の会社の経営は決して
良くないことを社員はもっと身をもって感じるべきなのに、ウチの社員は
脳天気というか、アホというか、株化が下落している現在でものほほんと
過ごしている人が多いです。外との窓口である職場の人は動揺せずに
毅然とした態度で外との接触をするのは当然ですが、多くの社員は現実を
知るべきです。アホな社員が多いからアホな経営者がいるから会社がおか
しくなっている事実を感じるべきです。どれだけいることやら・・・・。

ま、こうやって心配しても個人の力ではどうにもならない問題ですし、騒い
でも仕方が無いのでここいらへんで止めときますね。

あ、でもこれだけは言っておきたい。
株価が100円を大きく割るぐらい下落してもそれだけでは倒産しませんが、
そのために信用力が無くなって資金調達ができなくなり、金回りが止まって
不渡りなんてことになる可能性はあります。そのときは倒産もしくは再生の
手続きを取らざるを得ません。売却できるような保有資産が無い会社は
特にね。ちなみにウチの会社は大丈夫です。(笑)

はい。今日は雨のち曇り。(東京地方)


 < 過去  INDEX  未来 >


しむちゃん [HOMEPAGE]

My追加