しむちゃんのつれづれ日記
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2001年08月05日(日) 政治経済の20(笑)

参院選が終わって、日曜日の午前中の番組がまた面白くなりました。

いつものとおり、10時からサンデープロジェクトをみておりましたが、
大蔵省を辞めた後の榊原さんは、発言に力が入ってますね。やはり官僚
時代の発言とは違うものの言い方。あれはいい。

もともと官僚らしからぬ彼の発言には興味がありましたが、それにも増し
て自由闊達な発言をしてくれるところに面白みがあるのです。やはり民間
人になったことで足かせが無くなったのでしょうか。いいこととそうでない
こととの区別をはっきり言ってくれる。経験者だけに発言に重みがある。

大蔵のOBといえば、自分が育った土壌を悪く言う人はかつてはほとんど
と言っていいほどいなかったんじゃないでしょうか。ましてや他の省庁に
勤めていたOBなんかは尚更じゃないでしょうか。

なんでかって?そりゃあ、自分の立場があるからでしょう。だって官僚
OBといえば、その後行くところは役所に声のかかった外郭団体ですから。
そこで自分の立場をキープするためには、かつての自分の関係者との力
関係を保っていかなければならないし、先輩後輩の関係を大事にしていか
ないとダメだし。しかもかつての自分の立場を利用して、今は関係も無い
ところへのうのうと出入りする。しかも特別扱いで。かつての権力を維持
したいのでしょうか。忘れられないのでしょうか。過去の栄光に浸りたい
のでしょうか。

どこの誰もが自分という人間を否定したくはありませんから、過去の実績
に囚われることもあるでしょうが、今はその立場に無ければ、潔く引くこ
とも必要です。そんなことやってたら、いつまでたっても新しい人間が
イニシアチブを取ることできません。古い人たちの亡霊に取り付かれて
いるように。

これは政界も同じことで、かつて影響のあった有力者の取り巻きがいつ
までも取り巻きとして存在することで、その有力者の実権が無くなった
時もまるで力を持っているかのごとく振舞う。その人が生きている限り。
当選回数が多い人ほどそうでしょうね。しっかり地方に根付いていますし。
これは国会議員のことを言っていますが、本来国会議員とは国政を担って
いる人たち。地方のことまで口出ししていては地方の議員さんの立つ瀬が
無い。でも、地元を忘れては次の選挙で勝てないもんだから、当然のよう
に地元へ利益の出るような画策をする。役所や地元議員に対して。

長くなってしまいそうなのでこのあたりで止めときますが、国会議員の
本来の職務を遂行してくれる人は出てきませんかね〜?今の内閣の人たち
は結構それに近いものがあるとは思いますけどね。そういう意味で、小泉
さんには期待しておりますです。

はい。今日は曇り時々晴れ。(東京地方)


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