『日々の映像』

2009年10月03日(土) デフレに突入:消費者物価、下落率最大に。



 報 道

デフレ再び? 8月の消費者物価、下落率最大に
                     2009年9月1日  日経

 インフレとは物価水準が持続的に上昇し続けることで、デフレとは物価水準が持続的に下降し続けることである。消費者物価指数上昇率が1%を超えるとインフレといわれ、逆1%を切る場合デフレになる。費者物価指数上昇率は1994年あたりからずっと1%を切っているので、日本はずっとデフレ現象が続いているである。

 8月の全国消費者物価指数は2.4%の低下と4 ヵ月連続で過去最大の下落率を更新し、物価下落が持続するデフレ現象となっている。当然円高の影響も加わって、日本の経済は完全にデフレに突入しているといえる。デフレは年金生活者の生活を楽にするが、価額が下がり更に製品が売れない現象となるので、現役の世代にとっては厳しい社会情勢である。少なくとも、失業率が減少することはありえない。

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デフレ再び? 8月の消費者物価、下落率最大に
                     2009年9月1日  日経
 
8月の全国消費者物価指数(CPI、生鮮食品除く)は2.4%の低下と4カ月連続で過去最大の下落率を更新し、物価下落が持続するデフレの懸念が強まってきた。昨年のガソリン高の反動は徐々に弱まり、先行きの物価下落幅は縮小しそう。ただ衣料品など幅広い商品の値下げが進んでおり、今後3年程度は前年同月比で1%前後のマイナスが続くとの見方がある。

 物価下落は6カ月連続。これまでは前年の原油価格高騰の反動によって指数が下がっていたが、物価下落が身近な商品に広がってきた。家具・家事用品は3.1%低下し、衣料も0.7%、パソコンなど教養娯楽用耐久財は22.8%それぞれ下がった。消費低迷で値下げ合戦が続いているためだ。

 国際通貨基金(IMF)などは物価下落が2年程度続く状態を「デフレ」と定義している。日本は1998年度から7年間、CPIがマイナスで推移し、足元では再びデフレに突入するリスクが強まっている。デフレが深刻化すれば、消費者は先行きの値下げを待って買い物を手控えるようになり、価格競争にさらされる企業の業績も下振れする。





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石田ふたみ