『日々の映像』

2008年12月22日(月)  麻生内閣支持、17%に急落

 
報道
「党首力」小沢氏が逆転・時事世論調査

 この記述を読む人は不快に思うだけであるが、社会全体にとってはかなり重要なテーマであるので記述しておきたい。

時事通信社が12―15日に実施した12月の世論調査によると、麻生内閣の支持率は16.7%と前月から22.1ポイントも激減した。これでは政権末期に見本のようなものである。11月の輸出が前年同月比で26%急減(1兆9072億円の減)という異常事態になっているのに、機能不全の内閣ではどうにもならない。

次期衆院選の比例代表で投票する政党については、前月は自民、民主両党が約30%で拮抗(きっこう)していたが、今回、自民は22.5%に減少。民主党は32.2%に増加した。麻生内閣は解散の出来ずずるずると任期まで行くのでないか。このような事態になれば、自民党は惨敗することになるだろう

ともかく、円高に対して、日銀を含め政治的な強力な動きがないのが異常だと思う。現在の為替基準で日本の製造業が企業として生き残るには、ホンダ社長のインタビューの通り生産拠点の総てを海外の移転する必要があるのだ。このような異常時に政治の力を何も発揮していないことは悲しい限りである。

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「党首力」小沢氏が逆転・時事世論調査
                        2008年12月21日 時事通信
 
時事通信社が12―15日に実施した12月の世論調査によると、麻生内閣の支持率は16.7%と前月から22.1ポイントも激減、不支持は前月比28.2ポイント増の64.7%に上昇した。「首相にふさわしい政治家」を問う質問でも、麻生太郎首相を挙げた人は23.9%にとどまり、34.8%の小沢一郎民主党代表に引き離された。内閣支持率が2割の大台を切ったことで、衆院解散・総選挙の時期や自民党内の「麻生離れ」の動きに影響を与えるのは必至。今後、首相は一段と厳しい政権運営を強いられる。
 調査は、全国の成人男女2000人を対象に個別面接方式で実施。有効回収率は66.3%だった。
政党支持率、自民5ポイント減少
=民主も微減、「受け皿」にならず
 政党支持率では、自民党は前月比5.2ポイント減の18.6%。一方、民主党も同0.9ポイント減らして13.4%にとどまり、同党が依然として麻生政権に代わる受け皿になっていないことを示した。このほか、公明4.3%(同0.1ポイント増)、共産2.0%(同0.6ポイント増)、社民1.1%(同0.3ポイント増)。支持政党なしの無党派層は、同6.0ポイント増えて58.2%となった。
内閣支持率を支持政党別に見ると、自民支持層は同26.0ポイント減の50.4%に下落。公明支持層も同51.9ポイント減の28.1%に落ち込み、与党支持層の「麻生離れ」が顕著になった。無党派層は同17.4ポイント減の9.3%。
 不支持とした人に理由を聞いたところ、「期待が持てない」40.2%(前月20.8%)が最も多く、「政策が駄目」27.6%(同10.1%)、「リーダーシップがない」26.5%(6.5%)、「信頼できない」26.0%(同9.8%)の順。政策課題をめぐる政府・与党内の迷走に加え、失言や漢字の誤読など首相としての「資質」が問われる場面が続いたことが反映されたようだ。
 次期衆院選の比例代表で投票する政党については、前月は自民、民主両党が約30%で拮抗(きっこう)していたが、今回、自民は22.5%に減少。民主党は32.2%に増加した。
首相にふさわしい政治家、小沢氏が逆転
 首相にふさわしい政治家の質問では、前月、「麻生首相」は46.5%と「小沢氏」の23.6%を凌駕(りょうが)していたが、逆転された。「麻生首相」を挙げた人は、自民支持層、無党派層でともに20ポイント以上減少した。  一方、衆院解散・総選挙の時期については「国民の審判を経た政権をつくるためにも急ぐべきだ」が46.0%で、「景気対策など政策を優先すべきで急ぐ必要はない」の42.0%を上回った。
※記事などの内容は2008年12月19日掲載時のものです



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石田ふたみ