『日々の映像』

2008年08月11日(月)  グルジア大統領ロシアとの「戦争状態」を宣言

オリンピックの開会と時を同じくしてロシアによるグルジア侵攻が始まった。
ロイター通信などによると、ロシア軍はトビリシ近郊のワジアーニ軍事基地のほか、中部の要衝ゴリの軍事施設などを爆撃。黒海沿岸の拠点都市ポチの港も、空爆で壊滅的被害を受けた。一方、同じくグルジアからの分離独立を主張するアブハジア自治共和国でも、独立派民兵らがグルジア軍に攻撃を始めた。

不満が渦まくロシア隣接諸国の湖に大きな石が投げられた。どんな波紋となって広がるのか、今日は情報収録のみに留めたい。

グルジア交戦で米中首脳会談、米側が露との対決姿勢鮮明に
                     2008年8月10日21時47分 読売新聞
南オセチア自治州進攻のグルジア軍が撤退開始
                    2008年8月10日21時47分 読売新聞
「ロシアは死んでも許さない」グルジア国民に渦巻く憎悪
                     2008年8月10日02時28分 読売新聞
グルジア大統領「戦争状態」を宣言、露軍が各地で攻勢強める
                     2008年8月10日01時51分 読売新聞
グルジア紛争―武力では決着できぬ
       2008年8月10日 朝日社説
グルジア情勢 戦闘の即時停止が先決だ(8月10日付・読売社説)
                      2008年8月10日01時58分
社説:南オセチア 露とグルジアは即時停戦を
                       2008年8月10日 毎日
社説1 ロシア・グルジア紛争の国際的波及防げ(8/10)
                       2008年8月10日 日経

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グルジア交戦で米中首脳会談、米側が露との対決姿勢鮮明に
2008年8月10日21時47分 読売新聞

 【北京=黒瀬悦成】ブッシュ米大統領と中国の胡錦濤国家主席は10日、北京で首脳会談を行い、グルジアの南オセチア州進攻にロシアが軍事介入した問題について対応を協議した。

 ジム・ジェフリー米国家安全保障担当副補佐官は会談後の記者会見で、ロシア軍部隊による軍事行動が拡大した場合、「米露関係は長期間にわたり甚大な影響を被る」と警告し、ロシアとの対決姿勢を鮮明にした。
 同副補佐官はまた、グルジア軍部隊が南オセチアから撤退していることを踏まえ、「ロシア軍がこのままグルジアにとどまった場合、非常に困ったことになる」と述べ、ロシアにグルジア領内での攻撃を即時停止するとともに、軍部隊の撤収を要求した。
 米ホワイトハウスによると、ブッシュ大統領は10日、欧州連合(EU)議長国フランスのサルコジ大統領とも会談し、事態の平和的解決に向け共同歩調を取ることを確認した。
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南オセチア自治州進攻のグルジア軍が撤退開始
2008年8月10日21時47分 読売新聞
 【トビリシ=本間圭一】グルジアからの分離独立を求める南オセチア自治州に進攻したグルジア軍は10日、同州に平和維持を名目に駐留部隊を置くロシア軍の猛攻を受け、州都ツヒンバリから撤退を始めた。
 ロシアのメドベージェフ大統領は「グルジア軍の撤退が先決」と停戦の条件を示しており、撤退が停戦に結びつくかどうか注目される。
 撤退はグルジア内務省高官が発表したが、南オセチア全域からグルジア軍が完全撤退するのかどうかは不明だ。
 AFP通信によると、グルジア国家安全保障会議のアレクサンドル・ロマイア書記は、ライス米国務長官に対し、ロシアとの和平仲介を依頼した。
 一方、ロシア軍はグルジアの戦略拠点への攻撃を続け、10日朝には首都トビリシの空港にも近い航空機工場を空爆。インターファクス通信は、ロシア黒海艦隊の艦船がグルジア海域を海上封鎖し、軍事物資などの輸送を阻止する行動に出ていると伝えた。
 また、南オセチア同様、グルジアからの独立を求めるアブハジア自治共和国は10日、グルジア軍が駐留する東部コドリ渓谷に約1000人の兵士を派遣した。グルジア側は「背後にロシアがいる」と非難。ロシア軍が同渓谷を空爆したとの情報もあり、南オセチアの戦火が飛び火する可能性が高まっている。
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「ロシアは死んでも許さない」グルジア国民に渦巻く憎悪
2008年8月10日02時28分 読売新聞
とグルジア軍が激しい戦闘を展開したツヒンバリで8日、自宅から避難する市民(ロイター)
 【トビリシ=本間圭一、中谷和義】南オセチア自治州をめぐり、ロシアと戦闘状態に入ったグルジアの首都トビリシに9日入った。
 市民の間では、圧倒的な軍事力でグルジアへの攻撃を続けるロシア軍に対する憎悪が渦巻いていた。
 「ロシアは死んでも許さない。命令があれば死ぬまで戦う」。
 8日に空爆を受けた、トビリシの南東15キロにあるワジアーニ陸軍基地。ダビッド・クトシア大佐(43)は、ロシア軍への怒りをぶちまけた。
 国軍精鋭の陸軍第4師団が駐屯する同基地では9日、私服を着た若者が次々に建物の中に入っていった。急きょ招集された予備役だ。「ロシア野郎め!」。少年ぽさが抜けない20歳の若者はこう吐き捨てた。
 だが、戦況はグルジア側に厳しい。南オセチア自治州の州都ツヒンバリ周辺での戦闘では、グルジア軍が後退しているとの見方が有力だ。
 主要テレビは戦況を伝える特別ニュースを常時流し続けるが、トビリシはツヒンバリからわずか100キロで、市民は気が気ではない。「そろそろ首都か」。街角で会った男性はそうつぶやいた。乗用車の窓からグルジアの旗を振って運転する若者は目立つものの、すでに首都から避難する市民も出始めている。
 一方、トビリシ中心部の共和国病院には、9日だけで、空爆などによる500人の負傷者が運び込まれた。病院入り口には、負傷者の名前を書いたリストが張り出され、親類や家族、友人の安否を気遣う数百人の市民が駆けつけた。
 47歳の主婦は、爆撃を受けてツヒンバリから同病院に運び込まれた義理の息子と面会したが、「爆撃のショックで、口もきけなかった」と話した。

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グルジア大統領「戦争状態」を宣言、露軍が各地で攻勢強める
2008年8月10日01時51分 読売新聞
ゴリで9日、ロシア軍の空爆を受けた建物からあがる煙(ロイター) 【トビリシ=中谷和義】グルジアからの分離独立を求める親ロシアの南オセチア自治州に進攻したグルジア軍と、同州に平和維持を名目とした駐留部隊を置くロシア軍の戦闘は9日、グルジア領内各地に拡大した。

 ロシア軍は、グルジアの首都トビリシ近郊に大規模な空爆を加えるなど攻勢を強めている。

 グルジアのサアカシビリ大統領は、全土で予備役の招集を可能にする15日間の「戦争状態」を公式に宣言した。


 一方、ロシアのプーチン首相は9日夕(日本時間9日深夜)、北京から同州に隣接するロシア・北オセチア共和国の首都ウラジカフカスを電撃訪問、「ロシアの行動は正当だ」と述べた。

 グルジア、ロシア両軍は州都ツヒンバリを巡って激しい攻防を繰り広げ、インターファクス通信によると、州都だけで民間人約2000人が死亡。ロシアは州都制圧を宣言したが、グルジア側は否定している。

 ロイター通信などによると、ロシア軍はトビリシ近郊のワジアーニ軍事基地のほか、中部の要衝ゴリの軍事施設などを爆撃。黒海沿岸の拠点都市ポチの港も、空爆で壊滅的被害を受けた。一方、同じくグルジアからの分離独立を主張するアブハジア自治共和国でも、独立派民兵らがグルジア軍に攻撃を始めた。

(2008年8月10日01時51分 読売新聞)
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グルジア紛争―武力では決着できぬ
         2008年8月10日 朝日社説
旧ソ連崩壊で独立した新興国のひとつ、黒海沿岸のグルジアで、激しい戦闘が始まった。グルジア政府軍と隣国ロシアの軍がぶつかり、砲撃戦や航空機による爆撃などで多数の犠牲者が出ていると伝えられる。
 争いは、グルジアのロシア国境に面した南オセチア自治州をめぐって起きた。オセット人という少数民族が多く住むところで、国境をはさんだロシア側の北オセチア共和国と一緒になりたいと要求し、グルジアの独立前後から政府側との武力衝突が続いてきた。
 ロシア軍が平和維持軍として展開して大規模な戦闘はなくなったが、事実上、グルジア国内の小さな独立国のような存在になっている。
 今回の衝突がどんなきっかけで始まったのか、はっきりしない。グルジア政府軍が自治州の制圧を目指して進攻し、ロシア側が反攻に出て戦闘が広がったというのが大きな構図だ。
 国連の安保理が緊急招集されたが、ロシアと米国などが対立して身動きがとれない。ロシアは自らの利害や思惑をひとまず置き、戦闘の即時停止に動かねばならない。それが拒否権を持つ常任理事国としての責任だ。
 米国も仲介に入るべきだ。グルジアのサアカシュビリ大統領(40)は米国で学び、ニューヨークの法律事務所で勤務した経歴を持つなど、米国との結びつきは深い。ロシアとの対立を強める同大統領を米国が支えてきた面もあるのだから、責任の一端は免れまい。
 南オセチアをめぐる対立には、単なる少数民族の問題を超えて、国際政治のパワーゲームが絡んでいる。
 グルジアは独立以来、北大西洋条約機構(NATO)入りを目指すなど、ロシア離れを鮮明にしてきた。その一方で、カスピ海周辺の原油や天然ガスのパイプライン・ルートとしての戦略的な重要性も増している。
 だからこそ、90年代の経済困窮から立ち直ったロシアは、経済封鎖に近い強硬策でグルジア政権を締めつけ、影響力を強めようと動いてきた。南オセチアやアブハジアなどの親ロシアの分離独立運動を支えてきたのも、そうした思惑と無縁ではないはずだ。
 なおさら西側への傾斜を強めるサアカシュビリ政権に対し、米欧は協力姿勢を見せるものの、ロシアとの決定的な対立は避けたいという本音ものぞく。今回の武力進攻には、そんな煮え切らない米欧を強引に動かそうという計算もあったのかもしれない。
 南オセチアが分離するか、自治州にとどまるか。これを軍事で決着しようとなれば、旧ソ連のあちこちに残る少数民族問題が火を噴き上げるのは間違いない。戦闘をやめ、対話のテーブルにつく。これしか方法はない。
 国際社会は、国連などを使ってそれを後押ししなければならない。
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グルジア情勢 戦闘の即時停止が先決だ(8月10日付・読売社説)
2008年8月10日01時58分

 懸念されていたグルジアとロシアの軍事衝突が現実のものとなった。戦闘は拡大の様相を呈しており、事態は深刻さを増している。
 戦闘勃発(ぼっぱつ)の原因について双方とも相手を非難しているが、戦闘を直ちに停止することが肝要だ。そのうえで、事態打開の道を探るため、直接対話に臨むべきだ。
 両国は、グルジア・南オセチア自治州の分離独立問題をめぐり、対立を深めてきた。
 自治州は、住民の多数を占めるオセット人がロシア国籍を持つなど親露的な地域だ。ロシア領北オセチア自治共和国への編入絡みで、1990年代はじめから分離独立の動きを強めていた。
 これを認めないグルジア軍との間で戦闘が続いたが、92年に両者と、分離派を支援するロシアが停戦に合意、3者による平和維持軍が展開していた。
 しかし2004年、グルジアに登場したサアカシビリ政権が親欧米路線を鮮明にするに従って、ロシアは態度を硬化させた。
 特に、サアカシビリ政権が北大西洋条約機構(NATO)加盟に意欲を見せていることに神経をとがらせ、南オセチアへの軍事的、経済的なテコ入れを強化、グルジアに対する圧力を加えた。
 ロシアには、旧ソ連圏における影響力行使については一歩も譲れない、との意識が働いているようだ。豊かなエネルギー資源をバックにした最近の攻撃的な外交姿勢とも通じるものだ。
 ロシアのメドベージェフ大統領は、「ロシア人の生命を守る」と軍事介入を正当化している。
 しかし、南オセチア住民の多数の意思が親露的であることは事実だとしても、南オセチアがグルジア領であることもまた厳然たる事実である。
 南オセチアへの分離支援が正当化されるなら、ロシアはチェチェンの“分離”をも容認すべきだということになるのではないか。
 領土保全が絡む国家間紛争は、しかるべき外交交渉で決着をつける筋合いのものだろう。
 グルジアは、カスピ海の原油を欧州に輸出するパイプラインが通る要衝でもある。
 グルジア情勢が流動化するようであれば、特に欧州経済が被る打撃は小さくない。
 グルジアを含むカフカス地域はもともと、多くの民族対立を抱える地域だ。南オセチア問題がこれらの対立に“引火”しないよう、国際社会、とりわけロシアは十分に意を払う必要がある。
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社説:南オセチア 露とグルジアは即時停戦を
                       2008年8月10日 毎日
 「一つの世界(同一個世界)」をスローガンに北京五輪が華やかに開幕した8日、黒海とカスピ海に挟まれたカフカス地域で激しい戦闘が続いた。グルジアの政府軍が分離独立を求める南オセチア自治州に進攻し、独立を支持するロシア軍との大規模な交戦に発展したのだ。
 五輪開会式に出席していたプーチン露首相はブッシュ米大統領と意見を交換した。外遊中の大規模戦闘とあって、プーチン首相の表情は険しかった。平和の祭典にあわせた米露会談のテーマは、何とも殺伐たるものになってしまった。
 現地では多数の市民の死傷が伝えられている。グルジアとロシアは直ちに戦闘を停止すべきだ。激しい空爆を続けるロシア側に、特に自制を求めたい。
 国際社会も事態収拾を急がねばならない。欧州連合(EU)と米国、全欧安保協力機構(OSCE)の3者は、早期停戦をめざしグルジアに合同使節団を派遣するという。
 国連安保理ではグルジア支援の欧米と南オセチアを支持するロシアの対立が続いているが、非難の応酬に終始して機能不全に陥る愚は避けたい。本格的な戦争に発展すれば、取り返しのつかないことになる。
 面積が日本の5分の1にも満たないグルジア(約7万平方キロ)はカフカスの火薬庫ともいえる存在だ。旧ソ連圏から91年に独立を宣言したが、オセチア人が多数を占める南オセチア自治州では、独立派がグルジアとの戦闘の末に大半の地域の実効支配を勝ち取った。
 同じオセチア人主体の北オセチアはロシア連邦内の共和国だ。グルジアではアブハジア自治共和国も分離独立をめざしており、紛争の構図は非常に複雑だ。
 そんなグルジアは03年の「バラ革命」以降、親欧米のベクトルを強め、サーカシビリ政権下で北大西洋条約機構(NATO)への加盟をめざしている。ロシアを通らずにカスピ海の石油を欧米へ運べるルート上にあり、「東西対立」の隠れた要衝でもある。だからこそ、ロシアとグルジアの摩擦が絶えないのだろう。
 無論、ロシアにも言い分はある。旧ソ連圏の国々が次々に米国主導のNATOに加盟し、旧東欧地域には米国がミサイル防衛(MD)を建設しようとしている。今年はロシアとゆかりの深いセルビアからコソボ自治州が独立を宣言した。
 コソボ独立を容認するなら、南オセチアやアブハジアの分離独立も許すべきだ、というロシアの主張にも一理はある。欧米はグルジアの領土保全を支持するが、南オセチアで06年に実施された住民投票で、独立支持が99%に上ったのも現実である。
 冷戦終結後の和解のメカニズムが機能していないという見方もできよう。カフカスの安定には、露・グルジアの対話とともに、米露の協調が欠かせない。
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社説1 ロシア・グルジア紛争の国際的波及防げ(8/10)
                            2008年8月10日 日経
旧ソ連のロシアとグルジアの軍事対立が激化し、実質的な戦争状態に突入した。グルジアからの分離独立を求める南オセチア自治州での軍事衝突がきっかけだ。国際社会は即時停戦への調停を急ぐべきである。

 ソ連時代初期にグルジアに編入された南オセチア自治州は、隣接するロシアの北オセチア共和国と同様、イラン系言語を話すオセット人が人口の多数を占める。ロシアへの帰属意識が強く、ソ連末期から自治権を巡る紛争や軍事衝突が始まった。

 ロシアとグルジアは1992年、合同平和維持軍が停戦監視に当たることで合意した。だが、分離独立派を支持するロシアとグルジアの小競り合いは絶えなかった。

 今回はグルジア軍が南オセチアに進攻し、反発したロシアが部隊を増派する格好で衝突に至った。ロシアの軍部など強硬派がグルジアを挑発し、本格的な戦闘準備をしていたとの見方もある。ロシア軍はグルジア各地の空軍基地や港湾も空爆し、民間施設にも被害が出ている。

 国際社会は事態を深刻に受け止めるべきである。紛争が様々な分野に飛び火し、より大きな紛争や国際的対立を招く恐れがあるからだ。

 黒海とカスピ海に挟まれたコーカサス地方は民族のるつぼだ。ロシアとグルジアはグルジア領アブハジア自治共和国の独立問題でも対立、アゼルバイジャンとアルメニアはナゴルノカラバフ紛争を抱え、民族紛争が各地で火を噴きかねない。

 今回の紛争は米欧とロシアの地政学的対立を助長する恐れもある。グルジアでは2004年に発足した親米欧派のサーカシビリ政権が米国の後押しで北大西洋条約機構(NATO)加盟に動いている。ロシアは自国周辺にNATOの影響力が及ぶことを嫌い、激しく反対している。

 コソボ問題の影もちらつく。欧米主要国はロシアの反対を押し切って今年2月にセルビアからの独立を宣言したコソボを国家承認した。欧米は逆に南オセチアの分離独立を認めていないが、ロシアにとっては分離独立を支援する口実になる。

 原油輸送への影響も懸念される。米欧はカスピ海の原油資源をロシアを経由せずに運ぶため、アゼルバイジャンからトルコに抜ける原油パイプラインを建設した。このルートはグルジア領を経由している。

 米ロの利害不一致で国連安全保障理事会は停戦声明を出せないでいるが、冷戦の復活をほうふつさせる対立は時代に逆行する。紛争の国際的波及を防ぐため、即時停戦への努力を迅速に進めなければならない。
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石田ふたみ