2007年04月23日(月) |
大卒求人倍率:来春は2.14倍 今春以上の売り手市場に |
4〜5年前の就職氷河期が嘘のようだ。 リクルートが23日発表した08年3月卒業予定の大学生・大学院生の採用調査によると、「企業の求人総数は前年同期比13.0%増の93万2600人で、1984年の調査開始以来最高となった」(毎日から)という。就職希望者1人に対しどれだけ求人があるかを示す求人倍率は2.14倍で、1992年以来16年ぶりに2倍を超えている。 学生の就職希望者数は 43万6500人 採用希望の合計 93万2600人 求人倍率 2.14倍
この事実に対してなお悲観的な報道もあるが、16年ぶりの求人倍率は2倍を超えて社会の動きを素直に喜びたいと思う。
2007年4月21日共同ニュースによれば、部上場企業の6割が契約社員やパート労働者など非正規従業員の一部を、正社員として登用しているとの報道である。これは人事院の外郭団体「日本人事行政研究所」の調査で分かったものだ。正社員に登用した企業のうち74%は、登用実績が「非正規従業員全体の10%未満」に留まっているとあるが、非正規従業員の10%近くの人が正社員として採用されている事実は特筆されよう。
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