『日々の映像』

2007年01月31日(水)  DV被害者:54%が相手から「追跡」された 内閣府調査

 配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律(DV防止法・・ドメスティック・バイオレンス防止法)が2001年10月から施行されているが、この法律の存在をどれだけの人が理解しているのだろう。1月30日のコミ・セミNETで記述あいたが、立ち上がれなくなるまでの暴力を受けた女性が推定で23万人もいるのである。耐え切れない人は、夫から逃げることになる。

 内閣府が1月29日に発表した「配偶者からの暴力(DV)の被害者の自立支援等に関する調査」で、現在は配偶者から離れて生活している人の54.7%が、相手から電話や待ち伏せなどで「追跡」された経験のあることが明らかになっている。 相手からどのような「追跡」をされたのか複数回答で聞いたところ、「電話やメール、手紙が来た」が62.3%と最も多く、続いて「実家や友人宅に現れた」54.3%▽「家や避難先、職場に来たり、待ち伏せされた」36.5%の順なのである。このような男性にどのようなメッセージを送ればよいのでしょう。書いていただき暴力追放の一助としたい。

DV防止法では、裁判所が被害者の申し立てに基づき、加害者の接近禁止や住宅からの退去を命ずることができるが、裁判所に強制力を持つ保護命令を申し立てていない人は59.3%に達している。理由(複数回答)は、(1)「相手の反応が怖かった」34.8%(2)「保護命令制度を知らなかった」28.1(3)「精神的余裕がなかった」25,3%。などである。 配偶者と離れて生活を始める際に困ったこと(複数回答)は、「当面の生活をするために必要なお金がない」54.9%▽「自分の体調や気持ちが回復していない」52,9%▽「住所を知られないようにするため住民票を移せない」52,9%−−の順なのである。

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070130k0000m040068000c.html




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石田ふたみ