『日々の映像』

2006年04月16日(日) 子どもの安全のための「GPSケータイ」の大論争

 新入学シーズンにあわせ、今春相次いで発売された子供向け携帯電話が爆発的な売れ行きをみせているという。人気の秘密はGPS(衛星利用測位システム)による子供の居場所確認などのサービスがあるからだ。子供が被害に遭う事件が多発する中、「安心」を買い求める保護者が後を絶たない社会的な背景がある。実に困った世の中である。

 ところがこの携帯、ゲームなどの機能も付いているため、学校などへの持ち込みには賛否両論が渦巻く。「登下校時にこそ持たせたい」との意見がある半面、「教育現場には不要」との声もあり、学校関係者は対応に頭を痛めている。公立小中学校は一般的に「授業に不要」として携帯の持ち込みを原則禁止しているが、大阪市のある小学校では、子供向け携帯を持ってきた新一年生の保護者に注意したところ、「子供が最も事件に巻き込まれやすい登下校時に持たせなければ意味がない」と、反論されるとどうにもならない。

 一番の問題はこの携帯、ゲームなどの機能も付いていることだろう。メーカは売れさえすればよいのではなく、商品のマイナス面を十分に配慮して開発すべきでないかと思う。場合によっては法律でGPSシステムと交信だけの携帯に限定すべきであると思う。何でも自由はさまざまな凶器を生み出すのである。


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石田ふたみ