2005年08月31日(水) |
日韓関係が悪化の一途か |
日韓関係が悪化する様相となってきた。悲観的に捉えれば日本とアジア諸国全体の関係が悪化する雲行きである。この導火線となるようなことを韓国政府が確認した。韓国政府は26日、日韓条約の外交文書の全面公開を受け、首相が主催する官民共同の対策検討委員会を開き、植民地時代の被害者に対する救済策について政府方針を確認した。その要点は
「日韓条約交渉当時、被害者として認識されず、議題に上がらなかった従軍慰安婦、サハリン残留韓国人、韓国人被爆者については、日本側に責任があり、追加支援が必要との認識を示した。特に慰安婦については反人道的不法行為のため、法的責任も残っていると指摘。政府として日本に追加補償は要求しないが、被害者本人が訴えた対日補償訴訟で政府見解を説明するなど、後方支援を強化する立場を示した」 (8月27日・毎日から)と言うものである。
ポイントは韓国政府が「日韓条約交渉当時、被害者として認識されず、議題に上がらなかった従軍慰安婦、サハリン残留韓国人、韓国人被爆者については、日本側に責任があり、追加支援が必要との認識を示した」ことだろう。特に慰安婦については反人道的不法行為のため、法的責任も残っていると指摘している。戦後の教育を受けた65歳以下の日本人は、戦前の歴史教育を受ける機会がなく、いわんや戦前の日本軍の従軍慰安婦などの反人道的行為を知る機会がなかったのである。60年以上前の出来事が、いまだに問題になることは、歴史問題を清算していない証拠なのである。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森752 2005年8月31日
会報7号をまとめる
晩秋は物思いにふける季節である。よって11月は「自然との対話特集」とした。主に2003年度を中心に自然を扱ったエッセイを引用する。なお、この草稿は11月10日付けの癒しの森に入力する。このエッセイの中で記述されている短歌は次の通りであった。季節を感じ季節を語る心の余裕を持ちたいものである。
1. 癒しの森の記述テーマ 2004年7月1日の癒しの森から 2. 我流の短歌 2003年9月12日の癒しの森から 3. 風力発電、地球政策研究所の見解 2003年7月4日の日々の映像から 4. 風に一詩を贈る 2003年7月31日の日々の映像から 5. 山村の暮らし 2003年8月30日の癒しの森から 6. コウロギの泣き声 2003年9月19日の癒しの森から(以下同) 7. ススキも風と戯れる 2003年9月20日 8. 稲 穂 2003年9月23日 9. 行く秋惜しんで 2003年10月08日 10. 紅葉と夕日 2003年11月05日 11. 銀杏の勇姿 2003年11月21日 12. 一 本 の 松 2004年1月25日 13. 春 爛 漫 2004年4月09日 14. 青葉伸び行く命のドラマ 2004年4月18日
・植え始め 癒しの森も 中ほどに 残る400 勇み綴らん
・短歌をば 目視の事実に 限るなら 心を動かす 歌は少なし
・冬終り 燃える春の 眩しさよ 芽吹く緑と 漂う香り
・山の幸 春を味わう 山村の 誇りに燃える 豊かな暮らし
・澄み切って 生命(いのち)を運ぶ 水しぶき 森の鼓動か 流れはてなし
・コウロギや 何時まで鳴くの 秋の夜 響く音色に 寂しさ漂う
・秋風が 優しくほほを 通り行く ススキも風と 戯れ遊ぶ
・路傍にて 黄金の稲穂に 近づけば 秋の大地の こよなき薫り
・虫たちは 時を惜しんで 大合唱 秋の夜長を 名ごり惜しむか
・平等に 必ず迎える 老いと死を いかに飾らん 夕日のごとく
・氷河期を 耐えつつ生きた 二億年 生きた化石の 雄姿厳たり
・冬来ても なお青々と 緑あり 寒風耐え抜く 松逞しき
・僅かなる 花のいのちを 惜しんでか 桜を愛でる 日本の心
・山々に 一人佇む 山桜 見る人なしに 散り行く姿
・春4月 ばんだの桜も 散り始め 青葉は延び行く 命のドラマ
・わずかなる 川辺のほとりの 自然界 死せるミミズも 無駄ではなかった
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