2005年08月25日(木) |
アスベスト災禍の広がりは深刻(8)生活環境での初の死者の報道 |
新聞・テレビの中心は、郵政反対候補者に放たれたサムライ映画並みの『刺客』『女刺客』の話題が中心となっている。ニュースの中心から追いやられてとはいえアスベスト災禍の報道が絶えることはない。産業現場でなく生活空間の石綿に由来する発症例が報道されていた。「壁にアスベスト(石綿)を吹き付けた文具店で30年以上働き、悪性の中皮腫で死亡した大阪府内の男性店主=死亡当時(70)=の体内から、吹き付け材と同じ青石綿が検出されていたことが22日分かった」(産経)という。
調査によると、男性は1969年から私鉄の高架下にある文具店を経営。建物2階の倉庫の壁には青石綿を約25%含む吹き付け材が使われていた。2002 年に悪性胸膜中皮腫と診断され、04年に死亡。解剖の結果、男性の体内からは、肺の乾燥重量1グラム当たり平均で、石綿が72本見つかったという。これは一般人の約2倍のレベルに相当するとの報道だ。
この報道は健常者であっても、一定量の石綿の汚染があることを示している。石綿のせいで天寿を全うできないで死ななければならない・・汚染大国に住む人間の宿命と簡単に割り切れない文明悪を感じる。妻は子供の時豆炭アンカに使われた石綿で遊んだことがあったという。注意を強く喚起しなかった政府の責任は重大と言わねばならない。
アスベスト(石綿)を使った建物の解体が今後増えることから、環境省は、アスベスト飛散による住民への健康被害を防ぐための技術開発を支援する方針を決めた。レーザー光を使って空気中のアスベストの本数や大きさを瞬時に測定できる機器などの開発を促すのだ。ともかくアスベストの飛散の本番はこれからである。中越地震の時一部に報道されたが、地震時のアスベストの飛散は防ぎようがないのである。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー- 癒しの森746 2005年8月25日 国語の先生
私は中学から高校の中ごろまでは「ドモリ」だったのである。よって、国語は苦手の科目であった。指名されても教科書を満足に読むことが出来ないのだ。劣等感の反動なのだろうか「国語の先生」にある種の憧れを感じていた。こんな私の内なる心境を伝えたわけでないが、国語の先生を退職した方と懇談する機会が生まれたことは嬉しい限りである。 妻が顎がんで入院した時に知り合いになった女子大生と2年ぶりに妻と会う。のぞみちゃんと言って可愛らしさが漂っている女性だ。この人が大学4年で教員試験を受けたという。中学の国語の先生を目指しているのだ。早速私の書いている癒しの森の概要の話をして、何かと協力して頂きたい旨の申し入れを行う。今は埼玉に住んでいるが、インターネットの世界は住む距離は全く関係ない。この人との交流が癒しの森に花を咲かせるのでないかと期待している。
・新たなる 友人迎える この森に 残して欲しい 花の香りを
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