2005年05月14日(土) |
大卒就職内定率93.5% 98年春水準まで回復 |
スイスの国際ビジネス教育・研究機関は5月12日、世界の主要60カ国・地域を対象にした2005年版「競争力ランキング」を発表、日本は総合順位で前年より2ランク上昇し21位となった。日本は技術、科学面では3位の評価を受けている。これらの動きも就職戦線に影響を与えるように思う。
今春の大学卒業者の就職内定率が急上昇している。「今春の内定率は93.5%で、2000年春に底を打った後は上昇へ転じ、98年春の水準にまで回復したことが13日、厚生労働省と文部科学省のまとめで分かった」(5月13日・毎日から)という。高校生の内定率は7年ぶりに94%を超えている。その他の内定率は、短大卒89.0%・高専卒98.5%・専修学校卒92.5%と好調である。一番就職率が低かった短大卒の内定率が89.0%であることに驚きを感じる。
就職戦線が様変わりして来た背景は「業績の回復に加え、団塊世代の大量退職に備え、企業の採用意欲が改善している」(毎日から)と言いうから時の流れが、決定的な役割を果たしているといえる。加えて少子化の影響で毎年卒業する人数が減少していることも、就職内定率が上昇している要因の一つのようだ。文科省は「経済に回復基調がみられると同時に、子どもの数が減って、結果として就職の門戸が広がってきた」(5月13日・共同通信から)とコメントしている。就職戦線の大幅改善は、少子化という時代の流れの産物なのだ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森641 2005年5月14日 お披露目コンサート
新潟大学教育部にスタインウェイ社製のグランドピアノが入り、5月13日同大学の音楽棟合唱ホールでお披露目コンサートがあった。曲は以下の通りで、演奏は教育学部の3人の助教授によって行なわれた。
・ベートーベンのソナタ(熱情)・・・・・・・・ピアノソロ ・ ショパンの序奏と華麗なるポロネーズ・・・・チェロとピアノ ・ 清水研作作曲 2台ピアノのために・・・・・・・2台ピアノ ・ ショパンの英雄ポロネーズ・・・・・・・・・ピアノソロ ・ シューマンのトロイメライ・・・・・・・・・ピアノソロ
スタインウェイ社製のグランドピアノはなんとも言えない響きの豊かさがあることは素人でも感じられた。今回のお披露目コンサートで一番胸に迫ってきたのは、田中幸治助教授が演奏したベートーベンのソナタ(熱情)であった。以前ロマン・ロランの「ベートーベンの生涯」を熟読したことがあるので、私なりのベートーベンを心の中で描いていたが、今回のソナタ(熱情)演奏は衝撃的であった。ベートーベンの命の鼓動が、音色に乗って激しく会場全体に飛び散っているように感じられた。 ・激しくも ベートーベンの 熱情が 時空を超えて 響き渡らん
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