2005年03月23日(水) |
深刻なニート(若者無業者)の増加 |
ニート「NEET」とは英語の「Not in Employment Education or raining」の頭文字を取った造語である。直訳すると、働かず教育も職業訓練も受けていない若者のことで、「若者無業者」と表現している。企業が新規採用を抑制、即戦力を求めることから、正社員になるのは至難の業で、若年者のフリーターが200万人以上に急増している。 より深刻なのは働く意欲すら失ってしまった若者無業者が大きな社会問題と化している。 内閣府の「青少年の就労に関する研究会」(委員長・玄田有史東大助教授)は1月22日、学校に行かず、働かず、職業訓練にも参加しない「ニート」と呼ばれる若者が「2002年には85万人だった」とする集計を公表した。一般に若年層が企業に採用される条件は(1)コミュニケーション能力(2)基礎学力(3)資格取得(4)責任感などである。 そのほとんどが社会人として基本的なことばかりだ。裏返せば、基本的なことができない若者が増加しているのである。 3月20日2人のホームレスと交流したことを書いた。彼らの共通している重大な欠陥はコミュニケーション能力がないのである。コミュニケーション能力がなくて就職できない若者が多いような気がしてならない。このような若者しか育てられない現代の社会の在りように、懸念を持つ人が多い。無業者を減らすことは、日本社会全体(政治・行政・学校・家庭・地域)の責任と言えよう。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森589 2005年3月23日
モーツアルトの音色の世界
最初クラシック音楽で一番親しみを感じたのはベートーベンであった。車にテープを持参してよく聞いたものである。しかしある日突然モーツアルトに惹かれるようになった。そ決定的な理由は、アインシュタインの次の一文に接したからであった。アインシュタインはモーツアルトの音楽について「宇宙に昔から存在して、この巨匠により発見されるのを待っていたと思えるほど純粋だ」(2000年1月3日の日々の映像から)といっている言葉にしびれた。
モーツアルトの音楽には、免疫力を上げる、自閉症、聴力を回復させるなど様々な効果がると言われている。具体的には曲の高周波が、自閉症や聴力の回復などにも効果を上げているらしいというのである。モーツアルトを聴くと、脳内でアルファー波が出てリラックス状態になり血流までよくなるなどの解説もある。具体的には コップ1杯の水を深く深呼吸してゆっくり飲み干し、モーツアルトのピアノ協奏曲第20番聴くと血液の流れが良くなるというのだ。これが事実かどうかどうかは別として、巨匠の音楽には偉大な力がある。 モーツアルトを更に身近に感じさせる出来事があった。2003年11月19日・20日の癒しの森に「音の色彩を輝かせて」と題して盲目のピアニスト梯剛之さんのことを書いた。その後この人のモーツアルトの演奏のCDは買い集めて楽しんだ。音の色彩という養分が私の胸に迫ってくることは理解できる。
・この音色 宇宙にあった このリズム 巨匠によって つむぎ出されん
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