『日々の映像』

2005年03月22日(火) 「呆け老人を抱える家族の会」 名称変更の検討

 呆け老人(今は認知症と呼ぶ)の関することはここでも癒しの森にも書いて来た。日本の呆け老人の数は150万人と言われていたが、3月21日に日経によると160万人であるという。この数が10年後には250万人になると言うから、3月20日の癒しの森に書いたように、若い世代の負担が深刻になって行くのである。日野原重明先生は「慢性病をひきずる老人人口が際限なく増えていけば、国の経済が傾く」と言っている。発足の準備をしている「80代壮健の会」の主たる目標は当然ながら「呆け老人になるな」が合言葉になる。

 痴呆(ちほう)症の人を支える家族らでつくる「呆け老人をかかえる家族の会」(本部・京都市)が、結成25年を機に名称変更へ動き出すという。「認知症(痴呆症)は近年40〜50代の働き盛りにも増え、そのケアが切実な問題。家族だけでなく、本人の支援や活動への参加を促進する必要性も高まっており、幅広い内容にふさわしい名を検討する」(3月21日日経から)という。この会発足時「『呆け老人』は差別的」などの批判はあったが、家族による介護の過酷さを社会に訴えたい、とあえて会の名称に使ってきたのだという。 前記した痴呆症160万人の約半数は家族が介護しているのだ。この残酷さは経験したことのない人では分からない。3月21日に癒しの森に書いたように生活習慣を見直して、上手な生き方を選択する努力を習慣にしなければならない。(この記述は80代壮健の会の検討資料とする予定)
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癒しの森588                           2005年3月22日
 
                   春の息吹

 昨日今日と晴天であった。風と太陽の光ははっきりと春を感じさせる。日も長くなり始め、朝の5時50分には太陽が地平線を離れる。日が昇るのも早く、7時の角度は20度あまりになってしまう。理屈を言えば地球の自転がそれだけ早いことになる。いつも歩いてきた堤防の雑草たちも、春を感じていっせいに芽吹きの時を迎える。
   
 朝の散歩の身支度も変わった。冬の猛吹雪でも寒さを感じないアノラックは、20日に脱ぎ薄いアノラックに変わった。厳寒用の手袋は3月に入ると薄い手袋に変わっていたが、今日はこの手袋の必要を感じさせなかった。まもなく、植物が花開く桜花爛漫の時を迎える。3月19日に書いたが私の朝の散歩は昨年の5月25日からであった。よって、4月5月の自然界の変化は今年この目で、この肌で、感じることになる。昨日は友人を訪ねた帰りに、新津フラワーセンターに立ち寄った。ここでは春真っ盛りで、草花を買い求める人でごった返していた。

  ・正確に 今年も春が やって来る 自然と対話の 楽しい2ヶ月
     




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石田ふたみ