2005年03月14日(月) |
ニッポン放送 ポニーキャニオン株売却で焦土作戦か |
ニッポン放送の亀渕昭信社長は敗戦の将のような顔をしている。ほんとに日本放送は、有力な株式(ポニーキャニオン株)を売却するという焦土作戦を行うのだろうか。3月12日子会社や資産を切り離し、企業価値を下げる焦土作戦は、ニッポン放送の株主に損害を与えることになり実行できないだろうと予測した。ところが、ニッポン放送は、この作戦を実行(?)するようである。そもそも東京地裁が同放送の新株予約権発行を差し止めた仮処分決定について、企業経営者と市場関係者の大半は同地裁の判断を「妥当」(12日-日経から)とみているのである。よって、焦土作戦に出ようとするニッポン放送の亀渕昭信社長の動きはあがきに過ぎないと思う。 ライブドアは先週、堀江貴文社長名義で同放送の全株主にPC株やフジテレビ株を売却しないよう要請する文書を送付し、こうした動きを牽制(けんせい)していた。実施されれば、ライブドア側が「会社に損害を与えた」として同放送の役員を株主代表訴訟で訴える可能性がある。 亀渕社長は「フジからのソフト供給が止まればポニーキャニオンは大変な収入減となる。倒産するんじゃないかとも思うぐらい。ライブドア傘下で企業価値が大きく下がるのなら、今のうちにフジテレビに買っていただくのが一番いい」(14日・朝日から)と話し、近くポニーキャニオン株の売却額の査定を専門家に依頼することを検討する考えを示している。 はたして、株主代表訴訟で訴える可能性があるこれらの行為を実行できるのか。これらの動きをけん制するためライブドアも先週末「ニッポン放送の資産を売らないでほしい」と要請する手紙を役員に郵送している。無用な争いに幕を閉じる機会が無いまま、また株主代表訴訟の争いとなって行くのだろうか。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森580 2005年3月14日
水谷修先生の夜回り日記「目は心の窓」
今から100年以上前の子供たちは可愛く目が輝いていたという。水谷修先生の日記を引用したい。 「今から100年以上も前の幕末のころ、多くの外国人が日本に来ました。彼らが本国に戻ってから多くの当時の日本についての書物を書いています。それらに共通する日本の当時の子どもたちについての記述があるというのです。 どの書物にも、『日本の子どもたちは世界で一番かわいい。何より目が輝いている。それに日本の大人たちはとても子どもたちをかわいがっている。いつでもだっこやおんぶをし、そばに近づくと私たちに抱き上げて見せてくれる。こんなに子どもたちが幸せな日々を過ごしている国はない』と書いてあるというのです」 江戸時代の田園風景を読んだことがあるので何となく納得できる。今はどうでしょう。子どもたちの目は輝いているだろうか。さらに日記を引用したい。 「私の住む夜の町の子どもたちの目は、ほとんどと言っていいほどうつろです。私が講演会場や昼の町で出会う子どもたちの目からも、輝きが消えてきている気がします。「目は心の窓」と言われます。人は、明日への夢や希望に生きているときに目を輝かせます。いいかえれば、今の日本の子どもたちの多くは、明日への希望や夢を失っているのではないでしょうか」 どうしてこんなことになったのだろう。親自身が明日への希望・夢を持っていないせいではないかと思う。食生活を含めて日本の伝統文化を再認識する必要がある。
・幸せな 日々を過ごせし 江戸時代 夢や希望で 子らは輝く
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