2005年02月21日(月) |
スマトラ沖地震:津波最大49メートル |
世界的に大規模自然災害が続いている。その際たるものがスマトラ沖地震・大津波である。「国連国際防災戦略(ISDR)は17日、昨年起こった366件の大規模自然災害で約32万人が死亡した」(2月20日朝日から)と発表した。うち約30万人がスマトラ沖地震・津波による死者なのだ。この366件の自然災害はベルギーにある災害リサーチセンターがまとめた数字で、死者10人以上の災害が集計されている。 自然災害による2004年の経済的な被害は約880億ドル(約9兆2000億円)で、日本と米国における地震や台風・ハリケーンが全体の7割以上を占める。スマトラ沖地震・津波ではインドネシアで約45億ドルの被害が出ている。インドネシアは死者の割に45ドル(約4800億円)と被害が少ないのは産業基盤が少ないためであろう。
スマトラ沖地震の津波の最大高を確認しておきたい。「被害が大きかったインドネシア・スマトラ島で海面から48.9メートルの高さまで津波が達した地点があったことが、柴山知也・横浜国立大教授(海岸工学)らの測定で分かった」(引用同)という。津波は谷を駆け上がって海抜約40メートルの峠を乗り越え、反対側に流れ込んでいたのだ。M9クラス海洋型の地震は、想像を絶する規模であることを知らなければならない。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森557 2005年2月21日
アルコール中毒という名の宿命
ため息が出るようなことを書かなければならない。癒しの森には適合しないのであるが、2月14日に書いたホームレスCさんの生活保護の件がパーに成ってしまったので記述したい。Cさんの住む場所を確認して、ここを住所として生活保護を受ける申請をするため2月17日第一段階の確認作業を行なうことになる。16日の朝も何時もの場所で「明日8時に私の家に来ること」と確認してあった。本人も10年近いホームレス生活から抜け出されるので、夢のような出来なので喜びを前面に出していた。
NPO法人「ホームレス支援ネットにいがた」の支援で生活保護を受けることが出来れば、家賃35500円(最高)生活費として約70000円の支給となる。その他治療費等が無料(公的な負担)になるなど、生活が一変するのである。ところが17日何時まで待っても来ないのである。翌18日の朝何時もの場所に行くと、準ホームレスのSさんがいたのでCさんの消息を尋ねる。Sさんは16日午前中に少々のお金が入り16日の夜から17日の朝まで酒に浸ってふらふらであったとのこと。生活保護を受けるには、守らねばならないルールが多くある。最初の一日目の約束をこのような形でキャンセルするようではどうにもならない。アルコール中毒という名の宿命であると思った。 結論としてこの人の生活保護の活動は中止の方向となる。
・最低の 約束さえも 破壊する アル中患者 哀れな宿命
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