2005年01月19日(水) |
ノロウイルス、止まらぬ被害 注意の要点は |
この冬、ノロウイルスによる被害が続いている。全国の老人福祉施設などでノロウイルスが原因とみられる感染性胃腸炎が集団発生している。厚生労働省によれば、「死者は12人にのぼり、発症者は7800人以上にも及ぶ(12日現在)」(19日・産経)という。大阪府立公衆衛生研究所の奥野良信・感染症部長によると、「このウイルスの威力は小さく、症状も嘔吐(おうと)や下痢、軽い発熱などが1−2日続く程度」という。しかし、体力の弱っている老人にとっては、決定的なダメージになる場合があるのだ。それにしてもなぜここまで被害が広がったのだろうか。また日ごろの生活の中で何に注意すれば予防出来るのだろうか。注意する要点などを箇条書きで整理したい。 1、ウイルスに汚染されたカキを加熱しないで食べたことで感染する例が最も多い 2、感染経路はほとんどが経口感染である。 3、まな板などの調理器具が汚染される。熱湯消毒や塩素を含んだ漂白剤で洗う 4、患者の嘔吐物やふん便には大量のウイルスが含まれており、集団感染を防ぐため には、老人福祉施設などでは特に注意が必要だ。 5、ふん便が乾燥すると、ウイルスが空気中に飛び散り、経口感染してしまう危険性 が大きい。 老人福祉施設などでノロウイルスが原因の感染性胃腸炎の集団発生は、5のふん便が原因あることが容易に理解できる。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森524 2005年1月19日 玄米の栄養素
昨日に引き続き玄米の栄養素について記述したい。1月11日の報道によると、20代独身女性はほぼ毎日サプリメントを利用しているという。サプリメントの利用頻度は『ほとんど毎日利用』が27.6%『週に何回か利用』13.4%と『たまに利用』29.0%を合わせると、サプリメント利用者は70%に上った」(1月11日・共同通信) とのデータである。しかし、一方で、朝食をとる人は減少していると言うのだからどうにもならないと思う。しっかりした食生活がなければ、補助食品の効果が生まれないと思う。 玄米には、カルシウム、リン、鉄、カリウム、ビタミンB1 、ビタミンB2、ビタミンE、マグネシウム 、亜鉛などの微量栄養素が多く、発芽玄米ごはんを食べればサプリメントが必要ないと思える。高血圧気味の人にとっては、カリウムの存在は大きいと思う。カリウムは体内のナトリウム(塩の主成分)の排出を促す働きがあるので、高血圧が気になる人には特に重要なミネラルである。このカリウムが150g(ご飯茶碗約1杯)当たり165mg(白米は41mg)も含まれている。 その他に注目すべき栄養素は、胚芽の部分に多く含まれる「ビタミンE」だろう。ビタミンEは、若返りのビタミンとも言われ、ホルモンの分泌を促して更年期症状を予防するほか、抗酸化作用により血管の老化を防ぎ、血行をよくする働きがある。ぬか層の部分にビタミンB1が豊富に存在する。ビタミンB1は体内で糖質(デンプンや糖分)をエネルギーに変えるのに不可欠な成分なのだ。これが不足すると糖質を効率よくエネルギーに変えることが出来ず、イライラする、 疲れやすいといった症状があらわれると言われている。糖質がエネルギーに変わりにくいということは、余分な糖質を脂肪として体にためて肥満なりやすいのだ。玄米を利用することによって、現代の食生活で不足しがちな食物繊維、カリウム、ビタミンB1、ビタミンEを補うことが可能である。したがって、発芽玄米ごはんを食生活に積極的に取り入れることが健康の基本でないかと思っている。 ・玄米は 健康支える 栄養素 全てを備えた いのちの源
|