『日々の映像』

2004年10月18日(月) 抗うつ剤プロザックに自殺を誘う恐れ

 以前書いたことがあるが「クスリ」を逆に読むと「リスク」になる。一般的な言葉で説明しれば、天然の生薬以外の薬には必ず副作用がある。昨日書いたように、ニコチンは精神を安定させる作用(薬の役割)がある一方、吸い過ぎると、逆に気分が落ち込み、自殺の引き金になるという副作用が考えられるのだ。薬でかなり危険な副作用のことが時折報道される。これらの情報をしっかりと把握しておく必要があると思う。
  
 米食品医薬品局(FDA)は10月15日、「プロザック」などすべての抗うつ剤について、未成年が服用した場合、自殺を誘発する恐れがあるとして、医師や患者、患者の家族らに使用上の注意を促すため、医薬品警告としてはもっとも厳しい「ブラックボックス警告」を製品に表示するよう製薬会社に命じたという。この「選択的セロトニン再吸収阻害剤(SSRI)」は、脳内の伝達物質に直接作用する優れた抗うつ効果があるというが、脳内の伝達物質に直接作用するところに怖さがあるように思う。

 警告は使用を禁止するものではないが、欧米で「ハッピー・ドラッグ(幸福薬)」と呼ばれ、気分高揚のために胃腸薬感覚で服用されるようになっているようだ。米国発の情報によれば、未成年のうつ治療にプロザックのみが認可されている。9種類の抗うつ剤を使った試験では、偽薬を投与した未成年のグループより、自殺願望などを訴えた人数の比率が約2倍に増えたという。うつを治そうという薬が、自殺願望を増やすのだからどうにもならない。
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癒しの森430                           2004年10月18日

           水にも飲み方がある

 水に関する勉強をしている。知人のK氏が水に関する造詣が深いので、同氏の推薦で「磁石で水が蘇る」という本を読んでいる。この本の要点は、追ってヘルシー・ライフの会報に書きたいと思っている。ここでは、ほんの入り口の水の飲み方について書きたいと思う。食べ物は良く噛むなどの食べ方があるが、水にも飲み方があるとは知らなかった。

 インド独立運動の父ガンジーは、「水を噛んで飲め」と人々に教えたという。「がぶ飲みすると、胃液や腸液が薄まり、腎臓はフル回転しなければならなくなって、必要以上に体に負担がかかって危険である」との指南である。高齢者又は体質的に虚弱な人は、水のがぶ飲みはしてはならないのだ。口の中で水を暖めるようにして、ゆっくり飲むことが必要なのだ。更に「唾液と水を混ぜながら少しずつ飲むと、心が落ち着き、ゆったりとした精神状態になって、イライラすることもなくなる」ともアドバイスしている。

 何かの場所で読んで記憶に残っているが、ガンジーは「粗食の人は120歳まで生きられる」との絶対の確信を持っていたという。過日米国の研究であるが栄養豊富で育ってサルと粗食で育てたサルの比較がテレビに放映されていた。前者は年老いた感じであるが、後者のサルは顔にしわも少なく若々しいしいのである。詳しくは省略するが、健康に取っては、食と水の摂取のパターンがあるのだ。

  ・毎日の 理にかなっての 習慣が 健康維持の 鍵となり行く 
     

 




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石田ふたみ