『日々の映像』

2004年10月17日(日) タバコの主流煙と副流煙の害

 今日はタバコの副流煙の害が主流煙の害より多いと言われているが、その内容について書きたい。その前に自殺者とニコチン濃度の関係の報道があった。「たばこを吸う習慣がある人のうち、自殺した人の血液中のニコチン濃度は、事故や病気で死亡した人に比べ約3.5倍も高いことが、高知大医学部の守屋文夫助教授(法中毒学)らによる司法解剖例の調査でわかった」(17日・毎日から)という。守屋助教授は「たばこの本数が異常に増えれば、自殺に走るサインの可能性がある」と注意を呼びかけている。特筆すべきことは次のことだ「ニコチンは精神を安定させる作用がある一方、吸い過ぎると、逆に気分が落ち込み、自殺の引き金になるとも考えられる」というものだ。どちらにせよタバコは百害あって一利なしである。
 たばこの先から立ち上る煙が副流煙である。喫煙者が吸う「主流煙」や吐き出す煙よりも強い毒性があるのである。ここでは『「たばこ病」 読本』(渡辺文学著 緑風出版)から、主流煙と副流煙の有害物質の割合を引用したい。
          主流煙     副流煙    倍率
タール       10.2mg    34.5mg    3.4倍
ニコチン       0.46mg     1.27mg     2.8倍
総フェーノール  0.228mg    0.603mg     2.6倍
カドミウム       125mg     450mg    3.6倍
アンモニア     0.16mg     4.7mg    46.3倍
その他5項目    省略
 副流煙の中に有害なカドミウムが主流煙の3.6倍もあることを始めて知った。ともかく、主流煙がpH5前後の酸性であるのに対し、副流煙はpH9前後のアルカリ性で刺激の強い煙なのだ。喫煙者の近くにいると目がチカチカすするのはそのせいだ。喫煙者はますます肩身の狭い思いをする環境になって来ている。今は容易に禁煙出来る手段があるので、自身の健康のために禁煙すべきだと思う。
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癒しの森429                           2004年10月17日
            
           清々しい青年との出会い         

 今日の朝は晴天であったが、10月の半ばを過ぎているのでやや寒く晩秋の風情となってきた。虫たちの交響曲のような鳴き声は9月末ごろまでは盛んであってが、ここのところ鳴き声は少なくなった。世代交代の準備を終えて、今年の夏の生の終わりを告げ始めている。後しばらくすると、虫の鳴き声もなく自然界は冬の到来とともに深い眠りに就く。忙しくあくせくと動いているのは人間だけのようだ。

 昨日はNPO法人Madoin越後(会合名・ガット会)の会合に友人2人を誘って出席する。さまざま人たちとの新たな交流が生まれる動機となるので、毎月の出席が楽しみである。今回は「かみえちご山里ファン倶楽部」の事務局長の中川幹太君の講演(活動の紹介)があった。大学を卒業してまだ数年しか経っていない若者である。この山里ファン倶楽部の地域起こしの活動の内容はここでは割愛させていただく。書きたいことは、ここに参加している若者は、みな県外の人たちなのである。そして、講演をした中川君は実に清々しい青年であった。約50人の聴衆に対して微塵も臆することなく、自分たちの想い、諸活動の話をしていた。彼らを良く理解することは、癒しの森を飾るふさわしい題材が多くあるように思った。新潟から3時間少々のとろであるが、今月中に訪問しようと思う。

    ・上越の 誰も訪ねぬ 山里に 熱き想いの 青年たちよ
     







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石田ふたみ