『日々の映像』

2004年10月02日(土) 落合監督1年目で中日を優勝に導く

 プロ野球セ・リーグで中日ドラゴンズの5年ぶり優勝が決まった。 本拠地ナゴヤド−ムで、4万500人が見守る中、就任1年目の落合博満監督(50)は、高々と宙を舞った。野球界に異色のリーダーが登場したことを、実績を持って宣言した。何しろ開幕前の宣言通り、中日を優勝に導いたのであるから大変なものである。野球の監督といえば長島・星野前監督に代表されるような、明るい激情形のリーダーが一般的に好まれるのだろう。いつも顔色一つ変えない落合博満監督のようなタイプは身近にいないとこの人の凄さが分からないように思う。
 落合氏は口には出さなかったがいつかは監督をやりたいと思っていたという。「昨年10月に中日から要請があった際、ほぼ即答で受諾。その時、受話器を通して『1、2軍合同で』など、落合流の方針を早くも伝えていたのだ。最も注目を集めたのが、トレードや外国人補強を断り、現有戦力の育成で、優勝を目指すことを宣言したことだろう。そして優勝したのであるから、超一流の采配が、新たな神話となって語り継がれることになる。
 中日・落合博満監督は「投手を中心に守りで1年間戦い抜くしかないと思っていた。選手が昨年10月から練習に耐えて全員がここまで成長してくれた。感謝したい。・・・日本シリーズでは必ず勝って胴上げしたい。またみんなで喜びを分かち合いましょう」(10月1日・毎日から)と言い 死力を尽くした選手たちを、万感の思いを込めたほめ言葉で称えた。「選手の力で勝ち取った優勝。今日は選手たちをほめてやって下さい」と。ある選手は落合監督について聞かれると「最高です」と声のトーンが上がり、「ピンチになっても顔色一つ変えないのですから」と新監督の堂々としたさい配ぶりに舌を巻いていたという。
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癒しの森414                           2004年10月2日

イチロー3安打、新記録は259安打まで伸びる

 米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手は1日、シアトルでのレンジャーズ戦に「1番・右翼」で先発出場。6回の第4打席でこの日3本目の安打を放ち、ジョージ・シスラー(ブラウンズ)の年間最多安打記録(1920年、257本)を2本上回る259本となった。「イチロー、イチロー」−。2打席連続ヒットに、超満員のスタジアムは割れんばかりの大歓声に包まれた。次の打者が打席に入っても、拍手が鳴りやまない」(共同通信)何時も同じことを書くが、アメリカの讃嘆の文化は見習うべきである。野球の伝統の国で84年間破られなかったシーズン257安打の記録を、イチローがあっさりと破り神話となる金字塔が打ち立てた。
 今日はイチロー一色のニュースになる。ここでは2〜3人の讃嘆の言葉を記述して置きたい。
 松井秀喜外野手の話 「イチローさんはいつも通りのプレーをしていただけだと思う。それで大記録に到達するのだから、すごい。すごいの一言しかない」
 長嶋茂雄氏の話「歴史あるメジャーリーグでも、長い間破られることがなかった記録が新しく書き換えられたことは本当に素晴らしい。イチロー君には伝説的な記録をまだまだつくっていってもらいたい」
 イチロー選手の父、鈴木宣之さん(61)は「ものすごい感激。体が震えた」と。2人で練習に打ち込んだ幼少時代を思い出したのか、目には涙が光っていたという。(2日・15時記述)

 ・アメリカは 歓喜のるつぼと 大歓声 すごいすごいの 不倒の記録 
     

 








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石田ふたみ