『日々の映像』

2004年07月11日(日) 曽我さん一家が再会 1年9カ月ぶり

 曽我さん一家の再会は、テレビを通して日本中に家族とは何かを問いかけていた。北朝鮮による拉致被害者の曽我ひとみさん(45)が9日インドネシアのジャカルタで、1年9カ月ぶりに家族と再会を果たした。夫ジェンキンスさん(64)と長女美花さん(21)、二女ブリンダさん(18)の3人が日本政府のチャーター機で北朝鮮から到着。出迎えた曽我さんの、抱き合って喜びをかみしめた感動的な映像が全国に流れた。

 チャーター機が到着すると、曽我さんはタラップの手すりに手をかけて降りてきたジェンキンスさんに手を伸ばし、顔を引き寄せてキス。約20秒、しっかりと抱き合い、曽我さんは日本語で「ごめん」(9日・スポニチから)とささやいたという。続いて、娘2人を抱き寄せ、美花さんに朝鮮語で「ごめん」と語り掛けた。ブリンダさんは「おかあさん…」と朝鮮語で言葉を詰まらせた。5分ほど、代わる代わる無言で抱き合った。娘たちはあふれる涙をハンカチでぬぐい続けていた。

 北朝鮮政府が日本政府に対し、ジェンキンスさんを北朝鮮に戻さなくてもいいと伝えて来ているという。小泉首相は「日本で一緒に暮らせるように、静かに見守ってあげるのがいいと思う」と述べ、一家の帰国に向けて話し合うよう期待感を示した。ジェンキンスさんの訴追問題については「米国の難しい立場もあるが、日米間の強固な信頼関係をもとにお互い満足のいくような解決の道を探って行きたい」と述べているので今後のことは、楽観的の考えて良いと思う。ただジェンキンスさんの希望であるとしているが、北朝鮮の担当者3人も同行するなどは扱いが大げさすぎるように思う。
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癒しの森323                           2004年7月11日
           スギナにダイヤの輝き

 昨日今月に入って初めての雨が降った。恵みと癒しの雨であればよいのだが、地域によっては集中豪雨に見舞われているから困ったものだ。1昨日の9日までの気候はまさに真夏の猛暑であった。日中の気温が上昇すると、その温度相応の飽和蒸気量(温度によって含むことに出来る空気中の水分)になる。夜になって温度が下がると、日中の蒸気量を維持できないので、大地の草に結露する。この現象は、主に夏に顕著になるのだが、7月4〜6日にこの現象が出ていた。

 しかも、私が息をのんで見る初めての感動的な露の光景であった。スギナという野草がある。7月4日朝6時30分ことである。南から北方向に歩くとスギナに露が神秘的な光を放って無数に存在していた。北側から見ると3ミリほどに露が、東の太陽の光に反射して輝いているのである。幅4メーター長さ50メーターに渡ってキラキラとダイヤをちりばめたような光景が広がっていた。まさに、自然の法則が生み出す美の絵巻だ。

 ・昼と夜 宇宙が織りなす 美の絵巻 スギナに輝く ダイヤの光
      


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石田ふたみ