| 2004年07月05日(月) |
色あせる「テロとの戦い」 |
何故テロが起こるこの原因の分析なくしてただ「テロとの戦い」を掲げて、戦争まで起こしてもテロは減少するどころか増加の一途を辿っている。これらの背景からブッシュ大統領の支持率は47%と低迷している。「約1カ月前の前回調査では、「テロとの戦い」でブッシュ氏を評価するのは52%、ケリー氏を評価するのは39%で13ポイント差をつけていた。しかし、今回はブッシュ氏47%、ケリー氏48%と初めて逆転された」(6月22日・朝日から)テロ対策は、ここ300年の正しい歴史観をベースにしないと、解決の糸口すら見出せないと思う。 6月23日米国務省は03年版「国際テロ報告」の誤りを公表した。 件数 死者 負傷者 死傷者 02年度 205件 705人 2013人 2718人 03年度 208件 623人 3646人 4269人 負傷者が2013人から3646人へと1.8倍以上に激増している。これでテロとの戦いで何に勝利したのだろう。すくなくとも、テロとの戦いの成果など何処にも見当たらない。それよりブッシュ政権によるアフガニスタン、イラク攻撃は、新たな憎しみと共にテロの火が抑えようが無い段階になっている。ブッシュ政権の取った政策の顛末として、米兵及びアメリカ市民のテロによる犠牲者が激増していくだろう。 ―――――――――――――――――――――――――――――― 癒しの森317 2004年7月5日 探査機カッシーニが土星の周回軌道に
暗黒の宇宙に直径6万キロの土星が息を呑むような美しいリングを巻いて存在する。このリングは小さな氷が主体であると言う。インターネットではカッシーニが撮影した精巧なカラー写真が配信されていた。このような写真を見ること自体が一つの感動でもある。この土星の概要は次の通りだ。 ・直径 6万260キロ・・・・地球の直径(1万2756キロ)の4.7倍 ・公転周期 29.46地球年 地球は1年(365.24日) ・自転周期 10.40時間 地球は23.93時間 ・温度 −180℃・・・・地球は−70〜55℃ ・太陽からの距離 14億2940万km・・・・地球は1億4960万km
上記の通り6万キロの土星が僅か10.40時間で自転するのだから凄まじいスピードである。無重力空間に浮かぶ土星が、これほどのスピードで自転すること自体が神秘である。ちなみのこの自転速度を計算すると時速18190キロ(60260×3.14÷10.40)である。この土星に探査機カッシーニが近づいた。「6月30日NASAの土星探査機カッシーニは、約96分間エンジンを噴射して減速しながら飛行を続け、土星の周回軌道に入った」(惑星協会のページから)1997年10月15日に打ち上げられた後、約35億キロに及ぶ惑星間空間の飛行を続け、土星の周回軌道に入ったのだ。 ・なんという 土星のリングの 美しさ 小さな氷が おりなす不思議
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