『日々の映像』

2004年02月10日(火) 油断できない鳥インフルエンザ

 中国で鳥約1万羽が次々地上の落ちて死んだという。これが起こった中国江蘇省で大騒ぎになっている。「空を飛んでいた大量の渡り鳥が突然、雨のように次々と地上に落ちて死んだ」(2月5日時事通信)という。感染が広がっている鳥インフルエンザ説も出て、現地は大騒ぎとなっているのだ。

 米ハーバード大学の2グループが6日付の米科学誌サイエンスに、1918年に世界で大流行し、4000万人以上の死者を出したとされる「スペイン風邪」を引き起こしたインフルエンザウイルス(H1N1型)は、「遺伝子的には鳥のウイルスで、わずかな変異で人への感染能力を獲得した」(2月6日・共同通信)との研究成果を発表している。

 今起きている高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)の人への感染を解き明かす上で、大きな役割を果たすようだ。 スペイン風邪のウイルスは、アラスカの永久凍土に埋葬された当時の犠牲者の遺体などから分離され、既に遺伝子配列も分かっているのだ。

 サーズと同じく鳥インフルエンザウイルス感染の拡大は中国に広がる気配である。中国で「5日までの感染確認は6省、計13地区28カ所」(2月5日・共同通信)になっている。84年前の 「スペイン風邪」のようになって行くのか油断できない状況である。
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癒しの森171                           2004年2月10日
           百歳を過ぎてもまだまだ現役
  
 1998年1月18日の日々の映像で「百歳でまだまだこれから」と題するエッセイを書いた。この時登場していただいた人は、弁護士の平山直八(1897年生まれ)氏で、エッセイを書いた時すでに101歳であった。この人の語録を引用したい。「まだまだこれからです。もっと社会にお役に立ちたい」であった。

 月刊誌「潮」に脚本家であり、相撲フアンで知られる内館牧子のインタビューシリーズ「今日もがぶりより!」という連載がある。連載27回目の3月号は百歳を過ぎてもまだまだ“現役”を続けている飯田深雪さん(1903年生まれ・料理研究家・アートフラワー創始者)が登場していた。多くを記述するだけの紙幅がないので、人生の根幹と思われる語録を引用したい。「どんな人にもその人独特の能力とか特徴があると思うのです。それを人のために活かすように考えて行動することです」であった。

 詳しくは後日に書きたいが、人のために役立とう(大きく言えば社会貢献)という意識があると、人間としてのパワーが増していくのである。

 ・100歳で まだまだ現役 意気盛ん 無限のパワーの みなもと如何
     

 


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石田ふたみ