陸上自衛隊の先遣隊は19日、イラク南部のサマワを目指してクウェートの米軍施設を出発し、国境を越えてイラク国内に入った。イラク復興支援特別措置法の成立から半年、自衛隊の地上部隊がイラク入りしたことで、日本の復興支援は新たな段階に入った。 イラク入りした先遣隊は約30人。日本から空輸した軽装甲機動車など5台で隊列を組み、オランダ軍の車両9台に守られて約400キロの高速道路を進んだという。自衛隊の車両5台がオランダ軍の車両9台に守られてイラク入りしたとは思いもよらなかった。
自衛隊のイラク入りに合わせたわけでないだろうが、米英占領当局(CPA)本部のゲート前で18日午前8時自爆テロが発生。ロイター通信によると20人が死亡、60人のけが人が出ており、うち3人は米兵との情報である。いっこうに終わる気配を見せないテロ攻撃、なぜ過激なイスラム原理主義が生き続けるのか、その根本を問う必要があると思う。
イスラムの指導者たちにとって、圧倒的な西洋の軍事・経済パワーに直面して、「西洋に対抗するために敵である彼らの文明を学ばざるをいなかったという屈辱は『西洋によってわれわれは貶められている』という怨念となって彼らの胸に結晶化していった」(原理主義とは何か・講談社現代新書から)という。激しく突き上げる怨念がベースとなっているテロ攻撃、自衛隊が無傷で帰ることは不可能のように思える。 ーーーーーーーーーー‐ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森154 2004年1月23日 病気と気力(2) 昨日に続き病気と心の関係を記述したい。このような病気と心の働きを記述していると、実に心と身体のメカニズムは不思議である。人類が誕生した頃のストレスは、高田教授も指摘していたが強い動物に襲われるか、他の種族に攻められるかなどである。戦うか、逃げるかどちらにせよ強いエネルギーを必要とした。そのため大量のブドウ糖が血液の中に放出されるようになっているのだ。
今日は糖尿病に続いてストレスと関係が深い血栓症(心筋梗塞・脳梗塞)の概要を書きたい。高田教授は「ストレスに会って交感神経が興奮すると血管は収縮する。同時に交感神経からアドレナリン、ノルアドナリンというホルモンが出される。これは血小板という細胞を刺激して、血液を固まらせる。つまり、ストレスに遭うと血栓まで出来やすくなる」と説明している。
ここまでは、誰でもわかるように思う。問題はあらゆるストレスに遭っても、心が荒れることなく平常心を保つことが出来るかどうかである。これにはかなりの心の文化を身につけていないと不可能だ。癒しの森の行く先が見えてきたような気がしている。要はあらゆるストレスに負けないだけの、心の文化を発信できればと思っている。
・不思議なる 心と身体の メカニズム 心の練磨で ストレス乗り越え
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