『日々の映像』

2004年01月20日(火) どうなる拉致被害者の家族

 昨年12月に北京で北朝鮮の高官と会談した「拉致議連」事務局長の平沢勝栄衆院議員に対し、1月になって北朝鮮側から連絡があり、拉致被害者の家族を「3月20日までに帰国させたい」(15日・時事通信)と打診してきていたという。

 北朝鮮外務省高官が先週訪朝した米訪問団に対し、日本人拉致被害者5人の平壌空港への出迎えを条件に家族を帰国させる「出迎え方式」が実現した場合、横田めぐみさんの娘のキム・ヘギョンさんを対象から排除しない考えを伝えていたことが16日分かったという。(17日・共同通信から)

 外務省は17日夜、北朝鮮を訪問していた外務省担当者と北朝鮮側の接触内容を明らかにした。それによると、日本側は日朝両国の政府間協議の再開を申し入れ、拉致被害者家族の帰国問題などをめぐり訪朝した担当者との話し合いを提案。これに対し、北朝鮮側は「約束を守るべきだ」として、永住帰国した5人の被害者を平壌に戻すよう原則論を主張、具体的な協議には入れなかった。(18日・産経から)

 いったい、この三つのニュースをどう受け止めればよいのか。他のルートには情報を流し、肝心の日本政府間の交渉に入れないとはどういうことか。2月に開くといわれる6カ国協議を推進しようとしている中国に対して、出席の見返りを要求しているらしき報道がある。多分、日本政府が見返りを提供しないと話は進展しないのであろう。しかし、拉致した側の見返りの要求は、日本の世論が許さない。
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癒しの森151                           2004年1月20日
         電縁の時代 変ぼうする人との交流

 インターネットや携帯電話が普及を始めてほぼ10年が経ち、世界は何時でも何処でも瞬時につながる新時代に入った。電子が人や企業をつなぐ「電縁」の時代に入っている。朝日新聞で1日から連載を始めた「電縁の時代」では、IT(情報技術)によって変ぼうする個人や企業、社会の姿を追っている。

 顔も知らない人を結びつけるネットは、文化の在り方を変える原動力にもなっている。企業社会でもネットやITを駆使する新勢力が従来型の企業を脅かす存在として台頭する流れだ。私はネットを使い出してまだ1年しか経っていないが、ネットを使いこなせないひとは、時代遅れの烙印を押されても仕方がないように思う。

 日々の映像をネットで公開してから、10人を越える新たな友人が出来た。お互い顔も知らないが、全て一定水準のHPを持っている人で、おおよその人間像が浮かび上がる。私も相手のHPを読み、相手も私の日々の映像を読む関係で、言ってみれば啓発し合う関係にある。まさに、花咲くような新たな人との交流の旅である。
   
  ・電縁の 新たな時代は そこかしこ 次々生まれる 新たな交流
     


         
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石田ふたみ