2003年03月22日(土) |
イラク攻撃・戦争でなく体制崩壊の攻撃 |
攻撃2日目、米英軍はイラン各地で大規模な空爆を行なった。「大統領宮殿を含むイラン指導部関連施設や軍事施設など、数百カ所を漂的に集中的に行なわれ・・・」(22日・読売から)とあるように、米英軍のなすがままである。数百キロ離れた船艦から発射される巡航ミサイル・トマホーク、戦闘機から発射される精密誘導弾、図のとおりC130輸送機から投下される大型衝撃波弾などが、投下され炸裂していくのである。
この空爆に対するイラク軍の反撃はゼロに等しく、これは戦争と言えるものでない。強いて名前を付ければ「フセイン体制崩壊のための攻撃」という形だ。
すでに南部の要衝バスラの防衛軍司令官が米英軍に投降したという。AP通信は「歩兵師団が丸ごと投降してきた」と報じている。このような投降の接触が、各地で行なわれているとの報道であるが簡単に進むとは思われない。アメリカ軍は、砂上の楼閣のように、各地の軍組織か瓦解して行くだろうとの期待もあるようだ。
組織的に抵抗するのは、バクダットを守る大統領親衛隊だろうか。しかし、米英軍は姿を見せずに、雨あられのようにミサイル、誘導弾、衝撃波弾を軍施設に投下してくる。親衛隊に属する人間たちは、虫けらのように殺されて行くのだろう。 人間は、恐ろしい爆弾(衝撃波弾)を造るものだ。小型核爆弾並みの威力がある。地下深くの標的破壊に効果を発揮する。
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