1997年02月12日(水) |
地球温暖化と棚氷の大崩壊 |
2月中旬といえば、冬の最も厳しい季節だ。しかし、気温がマイナスにならない暖かさが続いている。まさに、地球温暖化が進んでいると思われる今日この頃である。今日の朝日新聞で、「崩れる南極、温暖化で危機」と題する報道があった。報道によれば「過去100年の地球の平均気温上昇は、0.3〜0.6度に過ぎない」という。しかし、各国の南極の平均気温は、ここ50年間で2.5 度〜2.69度も上昇している。このため氷が海に張り出している棚氷の大崩壊が続いているのだ。
1986年には秋田県に相当する1万1000平方キロが崩壊。1996年には大阪府の1.5 倍の相当する2800平方キロ、高さ180メーターの棚氷が轟音と共に大崩壊している。南極大陸の面積は地球の表面積の2.7倍に相当する。氷の厚さは平均で2450メーターもあるのだ。この氷が全て解けると海面は70メートルも上昇してしまう。
人類は地球35億年の歴史の中で新参者なのである。しかも、化石燃料を大量に消費し始めたのは、わずかここ100年間のことである。これ以上限りなく化石燃料消費が増加していけば、地球温暖化で人類が地球を破壊してしまうのでないか。 ・この大地 新参者の 人類が 母なる地球を 破壊し行くか
|