2004年05月17日(月) 100キロの粉

今まで、月にどれくらいの粉を使ってるかって考えたこともなかったのですが今日粉の発注をしてみて、ひと月で100キロの粉を使っていることがわかりました。となるとバター類は10キロ。
週3回のパン屋の日は朝の2時からこね始め、11時のオープンまで常に時間に追われながら過ぎ去ります。目の前に100キロの粉があれば、途中で投げ出してしまいそうなのが、一日、一日の積み重ねだといつのまにかこれだけの量をこねているんだなぁと感心しました。
以前TVで放映されたのですが、水に「ありがとう」と書いた文字を入れたものはとてもきれいな結晶で、「ばかやろう」と書いた水の結晶はひどく汚いものでした。作り手の思い方でその作られた物は同じで成分でありながら、全く違うものになるんだなぁと思いました。以前、ノアのオーナーが同じレシピで同じように作るのに味が違うのよとおっしゃっていたのですが、こういうことなのだろうとも思いました。
100キロの粉が「ありがとう」のときのような結晶であるように、そんな思いをこめて作りたいなぁと思います。





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ひめ