No._ _ _ _ _ _ _ _ _ Date 2005年10月27日(木) |
みほん(※R-18) - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 「もうこんなに硬くなってるよ」 露になったアスランを見て、キラはさらにその嗜虐心を煽るように冷静を装った声で言った。アスランは羞恥に耐えかね、思わず固く瞳を閉ざしていた。 「立膝出来る?」 そんなアスランの心を見抜いてか、それでもキラは更なる羞恥をアスランに要求するかのようにアスランの足を開き、その白く細い腰を両手で持ち上げた。 「なに、す――」 その言葉の続きは喉の奥に飲み込まれた。コクピットの天井に片手を突き、もう片方の手をキラの肩に乗せた不安定な姿勢のアスランを、腰を屈めたキラが唇に含んだのだ。 「は、ぁっ――!!」 前触れもなく訪れた鮮烈な熱い刺激に、堪える間もなくアスランの唇から短い喘ぎが漏れる。キラは片手で睾丸をくすぐるようにしながらもう片方の腕で今にも震え出しそうなアスランの腰を押さえ、焦らすように根もとから舐め上げることはせずに、その硬い熱の塊を一気に口内へと導いていた。 濡れた音を立てながら容赦なく吸い上げ、頭部を上下させるたびに激しく舌を絡ませて行く。そして激しい血流に破裂しそうな先端だけを吸い上げながら、尖らせた舌先で円を描くように弄っては、再び根もとまで一気に飲み込むのをくり返す。 「あっ、んっ――!! キ、キラ……!!」 休む暇もなく続けられる口腔での激しい愛撫に、キラの肩をつかむアスランの指の力が強くなる。同時に押さえ付けられた腰は膝から小さく震えはじめた。 「せっかくご褒美上げてるのにもういきそうなの? まだだめだよ、僕がもっとアスランを味わってからじゃなきゃ」 先端から伝い出る透明な粘液を舌先ですくって舐め、それをじっくり味わうようにしてから飲み下してキラが言う。 「僕もしてほしいけどここじゃ無理だね、その分いっぱい聞かせて、アスランのいやらしい声」 くすくすと笑ってそう言うと、薄く目を開いたアスランに見せ付けるかのように根もとからゆっくりと丁寧に昂ぶりを舐めた。 「そんな……」 キラの言葉に躊躇いを見せるアスランの様子を楽しむかのように、敏感な筋を辿ってキラはその反応の良さを喜んだ。 「我慢したってどうせ出ちゃうでしょ? 僕の口に出していいから、それまで聞かせて、僕の大好きなアスランのいやらしい声」 そう言ってキラは、アスランの返事を待たずに再び激しく昂ぶりに舌を絡ませた。確かにキラの言うとおり、我慢しろと言われても艶めいた声は喉から漏れ出て行ってしまう。アスランはキラの肩をより強くつかみながら、食い縛っていた唇の力を緩めた。 「あぁっ、ん、――はっ、あ、も、もっと――!!」 アスランは己の限界を感じながら、キラの愛撫に身体を任せる。身体を支えるためにコクピットの天井に突いた腕が、快感に咽ぶようにがくがくと戦慄いた。 「『もっと』なに?」 キラは悪戯めいた瞳でアスランを見上げ、睾丸を弄んでいた手を自身の唾液で濡れたアスランの昂ぶりに滑らせる。キラの唾液によって淫らに濡れて光を反射する熱の根源を上下されるたび、コクピット内に淫靡で粘着いた水音が響き渡り、それと同時にアスランの喘ぎも強くなった。 「……もっと、して、強く」 喘ぎの合間に途切れ途切れにそう訴えると、アスランはキラの指先がもたらす快楽に、強くなる腰の疼きを抑えるのがやっとだった。 「じゃあこっちにもほしい?」 アスランの答えに満足そうに微笑みながら、キラは濡れた指先をそっと奥に滑らせた。 「ひっ、んっ、ぁあ――っ!!」 潜んでいた窄まりに軽く触れただけで背中を躍らせたアスランは、まるでキラの侵入を待ち焦がれていたかのようにそこをひくつかせ、胸を大きく上下させながら吐息とも喘ぎともつかない不規則な呼吸をくり返した。 「ほしいんでしょ?」 キラはまだそこに指を突き入れることはせず、濡れそぼった窄まりを軽く愛撫するだけでアスランの反応を楽しんでいる。 「う……、ぁ、キラ、キラ――」 切なげに喘ぐその声は懇願にも近く、羞恥で満たされたアスランの心を陵辱した。しかしそれがアスランの悦びであることはキラにもよくわかっている。 「それじゃだめだよ、ちゃんと入れてって言わなきゃ」 快感に合わせてびくびくと大きく震える昂ぶりの先端をちらりと舐めて、キラはアスランに更なる要求を突きつけた。舐められた先端からは幾筋もの粘液が滴っており、キラはそれを眺めて満足したかのように丁寧にすべての滴りを舐め上げた。 「んっ、……はっ、ぁ、い、入れて、お願い、だから――」 その懇願はもはや涙声にも近く、アスランは知らぬうちにキラの肩に爪を立てて縋っていた。 「ちゃんと言えたね、ほら、ご褒美のキスだよ」 キラはコクピットの天井に突いていたアスランの腕を取って自分の肩に回し、腰は落としちゃだめだよ、と子供のような声で囁いてから一度アスランの耳朶を噛み、続けて頬に何度か唇を落とした。鼻先を突きつけ合っている間にゆっくりとキラの指先がアスランの体内に埋め込まれて行く。それに合わせて深くなるアスランの呼吸を抑え込むように、ようやくふたりの唇が重なった。 キラもアスランも身体を重ね合う行為そのものよりも、唇を重ね合うことが一番好きだった。口付けの合間から漏れるアスランの喘ぎとキラの熱い吐息で、コクピット内のモニターが曇る。 突き入れられた指先がアスランの最奥に届く頃、その長い口付けはより深くなっていた。互いに啄ばむように軽いキスを交わしては相手の口内に舌を差し入れ、まるで融合を望むように絡まり合っては解けるのをくり返す。キラが敏感なアスランの上顎を尖らせた舌先でついと辿ると、たまらないとでも言うようにアスランは腰をくねらせ鋭利な反応を見せ付けた。そしてそれに応えるようにキラの舌を甘噛みし、吸い上げてさらに口内へと導いて行く。 と言うわけで今回は狭ーいコクピット内でえっちです。キラアス久し振りに書いてるけど楽しいー! やっぱり私はキラアスが大好きだわ。 ひとことメルフォからのメッセージも大変ありがたく拝見しています。貴重な糧です。ほんとにどうもありがとうございます。 一昨日原稿終わらせるはずだったのに、結局終わらなくてページ数だけどんどん増えて行く有様。明日こそ! と思って意気揚々と起きたら近年稀に見るものすごい頭痛で丸一日寝込んでしまいました。 ちょっと風邪気味なのですが、なんとか今日中に終わらせたいと思います。本来ならね、あと数行で終わらせないといけないの。でもまだ結合中で、キラさまいってないの。どうしよー。 おまけに今日は図書館で借りた本の返却日です。しかし雨です。どうしよー!! 原付じゃないと行かれない距離なの。参った。昼過ぎにはどうか上がってくれ。 そんな朝8時の日記でした。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - |